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南アの星!U―17から宇佐美U―20候補抜てき

サテライトの試合で軽快な動きを見せるG大阪・宇佐美貴史
サテライトの試合で軽快な動きを見せるG大阪・宇佐美貴史
Photo By スポニチ

 日本サッカー協会は14日、U―20日本代表候補合宿(20〜22日、静岡県内)のメンバー28人を発表し、U―17日本代表候補からただ1人、G大阪のFW宇佐美貴史(16)が選ばれた。指導に当たる日本代表の岡田武史監督(52)は宇佐美に大きな期待を寄せると同時に、10年W杯南アフリカ大会での日本代表入りの可能性まで示唆した。

 今回のメンバーは技術委員会の主導で40人のリストから選考したが、日本代表の指揮官も宇佐美に期待を寄せていた。「(宇佐美の)名前はいつも(スタッフ会議などで)挙がっている。こういう選手を見てみたい」。個人の評価を好まない岡田監督だが、プロ契約を交わしたばかりの高校2年生の名前を出されると、自ら注目している選手であることを明かした。

 FWの決定力不足が懸念される岡田ジャパンにとって、宇佐美は救世主になる可能性を秘めている。U―17世代ではドリブル、シュート力、スピードとも群を抜いており、昨年10月のU―16アジア選手権では準々決勝のサウジアラビア戦で5人抜きのドリブルを披露した。それだけに、岡田監督は日本の至宝ともいえる逸材を10年W杯南アフリカ大会で起用することまで視野に入れている。「(本大会まで)丸1年あるし、この年代は劇的に変わる可能性がある。出てきてもおかしくない」。岡田監督はこれまで、小野(ボーフム)、市川(清水)、内田(鹿島)、安田(G大阪)、香川(C大阪)らを10代で代表デビューさせたが、これで宇佐美もその候補に入ったことになる。

 この日は6月6日のW杯アジア最終予選ウズベキスタン戦の試合開始が現地時間午後7時(日本時間同11時)に決定。この試合に勝てば、2大会連続の世界最速W杯出場権獲得となる。岡田監督は「あくまで早く決まった場合」としながらも、6月10日のカタール戦(日産ス)、同17日のオーストラリア戦(メルボルン)が“消化試合”となった場合には、ベストメンバー以外の選手を追加招集する計画を明かした。今回のメンバーからも「よっぽどずば抜けていたら別」と招集の可能性を示唆した。

 カタール戦の当日、宇佐美は17歳35日。ピッチに立てば、市川が持つ国際Aマッチ年少出場記録(17歳322日)を更新することになる。この日、練習のなかった宇佐美は「少しでもレベルアップできるように頑張ります」と謙虚に語ったが、今合宿で活躍すれば日本代表入りがぐっと近づきそうだ。

 ◆宇佐美 貴史(うさみ・たかし)1992年(平4)5月6日、京都府生まれの16歳。中学3年時にG大阪ジュニアユースからG大阪ユースに昇格。高校2年の今季、プロ契約を交わした。U―13から各年代で日本代表入り。昨年のU―16アジア選手権では主力として活躍し、今年のU―17W杯の出場権獲得に貢献した。1メートル78、68キロ。血液型B。

[ 2009年04月15日 ]

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