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負けたら岡ちゃん解任も!犬飼会長が示唆

険しい表情でゴールを運ぶ岡田武史監督(右)
険しい表情でゴールを運ぶ岡田武史監督(右)
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 サッカー日本代表の岡田武史監督(52)がまたも崖っ縁に立たされた。日本代表は11日にW杯アジア最終予選でオーストラリアと対戦するが、決戦前日の10日、日本サッカー協会の犬飼基昭会長(66)は勝利を厳命するとともに、負けた場合には岡田監督を解任する可能性を示唆した。協会トップから突如飛び出した衝撃発言。岡田監督にとってはオーストラリア戦が進退を懸けた大一番となる。 【日本代表メンバー  オーストラリア代表メンバー  W杯アジア最終予選A組

 決戦前日に犬飼会長の口から飛び出した言葉は、あまりにも衝撃的だった。

 「オーストラリア戦はなりふり構わず勝つこと。格上だとかFIFAランクとかは関係ない。ホームだしね。サッカーでホームで負けたら致命的。勝ち点1?いやいや。勝ち点3?もちろん」

 W杯最終予選ではA組2位でもW杯出場権を獲得できる。仮に今回オーストラリアに日本が敗れたとしても、残り4試合で格下のカタール、バーレーン、ウズベキスタンからきっちり白星を挙げれば何の問題もない。

 だが、犬飼会長は勝利を絶対条件に設定しただけでなく「致命的」との言葉で、負けた場合の責任を岡田監督に求める可能性を示唆した。昨年10月15日に行われたW杯アジア最終予選のウズベキスタン戦では、格下相手にホームで引き分けたことで解任騒動がボッ発。この時の犬飼会長は「信頼?それは絶対。監督交代?ない」と指揮官を完全擁護。11月19日のカタール戦で3―0と快勝した際にも「この戦いがオーストラリア戦でもできれば」と期待を寄せた協会トップの発言だけに、その意味は重い。

 1993年のJリーグ発足以降に日本がW杯予選のホームで負けたのは、97年9月28日の逆転負けを喫した韓国戦の一度だけ。この敗戦の後、次戦のアウェー・カザフスタン戦で引き分けて、当時の加茂監督は更迭された。格上のオーストラリアがアジアサッカー連盟(AFC)に加わったのは07年からで、それ以前とは比較できない部分はあるが、ホームでの敗北が監督解任の引き金となった前例があるのも事実だ。

 犬飼会長の発言に対して岡田監督は「誰が何を言おうが、あしたの試合に勝つためにベストを尽くす。何度も言いますが、それだけです」とだけ話した。だが実際は違う。今回のオーストラリア戦に向けた合宿中、指揮官は関係者に「協会がオレに任せたんだから、オレのやりたいようにやる。それで結果が出なければ自分が責任を取る」と漏らしていた。岡田監督もまた、負ければ進退――との覚悟でオーストラリア戦に向かっていた。

 チームは悔いのない状態まで仕上がった。1月10日からの日本代表合宿。丸々1カ月かけて調整を重ねてきた。4日のフィンランド戦後からは練習を非公開にし、取材を限定して情報漏えいも防いだ。中村が早期合流するなど海外組も加わり、GK以外はベストメンバーを組むこともできた。

 「コンセプトとか言葉では言っていない。選手は大枠で分かっている。その中で(選手の)特長とかを出す段階にきている」。成熟してきたチームに手応えも感じている。犬飼会長の発言には岡田監督にハッパをかける意味合いがあったのかもしれないが、その真意がどうであれ、指揮官の頭の中に「敗北」の2文字はないことに変わりはない。「オーストラリアはやりがいのある相手。勝ち点3を獲りたい」。W杯出場を、そして自らの進退を懸けた決戦に岡田監督が挑む。 日本代表レプリカジャージ

[ 2009年02月11日 ]

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