
| 人生の荒波を乗り越え、昔取った杵柄(きねづか)を再び手にしようとする人々がいる。旅行、音楽、オートバイ、漫画、プラモデル…団塊世代の趣味市場は5兆円とも言われている。その下の「ポスト団塊世代」を含めた人々の趣味・遊びの現場をリポートする。 |
ビバ!40歳代(3)
キャラメル2コが10円で…
ステージには浦嶋りんこと深沢桂子の2人だけ。浦嶋が言う「40歳代女性の日記を朗読している感じ」の歌詞に同世代の女性は共感を覚える。例えば「VIVA!青春!」の歌詞の一部を挙げれば−。 「サイコロキャラメルが2コで10円で」「特別機動捜査隊の被害者は何故かいつもホステスさん」「科学と学習両方とれた子は裕福だった」((C)作詞・浦嶋りんこ、深沢桂子、作曲・深沢桂子)。まさに、その世代のあるあるネタだ。浦嶋が「歌詞を作るのはすごく楽しい」と言うのもうなずける。 「思い出話や愚痴ですからね。でも、それに共感、感銘してくれる人がいるのを知って責任感が出てきました。自分の気持ちを吐露するだけではなく、自分の答えを出すことが大事だと思うようになりました」 ただ、懐かしいだけの歌詞ばかりではない。「女40代って生きていくのは厳しいですよ。だから“タフになりましょ。しなやかに生きていきましょ”というメッセージもあります。見に来ている40歳代はあがいていますよ」 浦嶋も深沢も、そんな切実な観客の気持ちが痛いほどに分かる。自分たちもそうだと言う。だからステージに一体感が生まれるのだ。(樋口 徹) |


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