
<2009年3月31日>
WBC組とジックリ調整オレ竜…果たして
歓喜に沸いたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)も終わり、4月3日からはプロ野球シーズンが開幕する。どんな戦いが繰り広げられるのか、どんな記録が生まれるのか、台頭してくる選手は誰なのか…興味は尽きない。
個人的にはWBC出場組とジックリ調整をし続けてきた中日の対戦が楽しみだ。28日のオープン戦で田中(楽天)相手に5回3安打無得点。WBCは計4試合3イニング登板だったとはいえ早め仕上げのマー君に手も足も出ず完敗を喫した。その姿を見ていると、日本代表として五輪2度出場の中村(現楽天)と昨夏の北京五輪に出場した荒木の言葉を思い出した。
「あの重圧は忘れられへん」。00年シドニー五輪で4番として9試合出場の中村は日本シリーズを2日後に控えた07年10月、そう語った。そして涙のシリーズMVPを獲得した。荒木は「体重は2キロ減ったけど個人的には五輪の結果は自信になった」。失意の星野ジャパンの中にあって、8試合5安打1本塁打5犠打。帰国後、彼は一つの犠打失敗もなかった。“勝って当然”という雰囲気の中で残した手応えは力になっている。
一方、体調不良が主な理由だったがボイコット論争まで巻き起こし、結果、1人も選出されなかった落合竜。オープン戦は9勝14敗で11位、チーム打率は6位、チーム防御率は11位で全日程が終了した。数字は芳しくなく、荒木離脱など不測の事態もあった。だが森野や浅尾を始め「順調」を強調する声が多く、開幕へ自信をみなぎらせる。
果たして、どちらが結果を残すのか。ある球界関係者も話していたが、プロ選手のみで構成されて歴史の浅い“野球日本代表”の今後にも影響を与えるのではと、ひそかに思っている。
| ● 飯間 健(いいま・たけし) ● 2002年入社。香川県出身、30歳。編集センター、スポーツ部を経て06年から名古屋総局に勤務。サッカーとうどんをこよなく愛する一方、苦手なものは名古屋嬢 |

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