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中日・川井、3倍増も落胆…11連勝“ただの11勝”

3倍増にも微妙な複雑な表情を浮かべる川井

◆ ナゴヤ球場で契約更改交渉 ◆

 大幅アップにも落胆の色は隠せなかった。中日・川井雄太投手(29)が20日、ナゴヤ球場で契約更改交渉に臨み、3倍増の年俸3400万円でサイン。しかし、終始浮かない表情で話し合いを振り返った。

 「思ったよりも厳しかった。想像していたよりは下だった…」

 登録名を本名の「進」から「雄太」に改名した今季は球団新記録となる開幕11連勝、チーム最多の巨人戦3勝と大ブレーク。年俸4000万円前後の攻防を予想していたが、目標額には届かずじまい。「11個の勝ち星で査定された」という川井と「11連勝で査定した」(井手編成担当)と強調する球団側との見解の食い違いもあり、1時間のロングラン交渉で食い下がった。

 だが「1年間しか働いていない。後半戦は貢献していないですし」。8月6日の阪神戦で連勝がストップした後は5連敗。CSも未登板と尻すぼみで終わったことを川井自身も自覚していた。昨季3完投した吉見が1200万円から3800万円にアップした状況とは違い、20試合で1完投しかなかったことも響き、最後は陥落せざるを得なかった。

 「CSでも投げてみたいし、投げられるようにしたい」。左腕は自らを鼓舞するように前を向いた。昨年まではドミニカ・ウインターリーグに派遣されており、3年ぶりに参加する秋季練習では1年間戦える下半身づくりに励んでいる。この悔しさを絶対、来季につなげる。

[ 2009年11月21日付 ]

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