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中日・川井「プロ初完封」球団新記録の開幕9連勝

6回、栗原を遊併殺に打ち取りガッツポーズの川井は完封で開幕9連勝を飾る

◆ 持ち味の制球力と粘り強さを存分に発揮 ◆

 <中日4−0広島>嶋のバットが空を切ると、思わず跳びはねた。左こぶしでグラブをたたきながら、クールな左腕が全身でガッツポーズ。7回、無死満塁の最大のピンチを切り抜けた川井が最後まで投げきり、見事にプロ初完封。同時に球団新記録となる開幕9連勝を達成した。

 「自分が完封できるなんて思っていなかった。交代?森コーチに聞かれたけど、こんなチャンスはめったにないんで“行かせてください”とお願いしました」

 持ち味の制球力と粘り強さを存分に発揮した。再三、走者を出したが、最後の1本を許さなかった。そのハイライトが4−0の7回無死満塁。倉をこん身の内角ストレートで「1−2−3」の併殺打にしとめると、続く嶋をスローカーブで空振り三振に斬り捨てた。

 大ブレークの裏には徹底した自己管理がある。登板した日でも、試合後には必ずウエートルームへ。負荷のかからないチューブなどでインナーマッスルを鍛え、コンディションを維持している。つめが弱かったため、今年からネイルサロンに足を運び、特殊なジェルでのケアを欠かさない。

 「いろんな人に支えてもらってきたし、こういうこと(勝利)でしか返せないんで」

 開幕から無傷の9連勝は偉大な先輩たちもできなかった快記録。そのすべてが日曜日の“サンデー・雄太(ゆうだい)”だ。チームの貯金も今季最多の10。単純計算ならそのうち9つを生み出している左腕が、さらなる記録更新を目指す。

試合結果

[ 2009年7月13日付 ]

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