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リトルアマポーラ「絶品」 京成杯(GIII)水曜追い

◆ ビッシリ併せ闘志点火 ◆

 話題は自然とそこに向かう。長浜厩舎の庭で育ったアグネスタキオンへ…と。

 「ウチの厩舎はタキオンの仔で初めての新馬勝ちやからね。リトルアマポーラにはそういう意味でも先々が視野に入ってほしい」

 長浜師の表情が緩む。種牡馬アグネスタキオンはGI3勝馬ダイワスカーレットを筆頭としてすでに重賞勝ち馬7頭を輩出。SSの後継種牡馬争いでリードする形だが、最も縁のある長浜厩舎でこれまで活躍馬がいなかったのは意外。

 しかし、待ち望んだ同産駒の大物が誕生。リトルアマポーラ(牝3)だ。無傷2連勝はその中身が濃く、デビュー戦でディープインパクトの妹(ヴェルザンディ)を撃破。2戦目はまるでオープン!?と勘違いするような強豪相手だが9番人気の低評価に反発して道悪で上がり34秒3の切れ味を発揮。

 今回の京成杯は右を向いても左を向いても男馬ばかり。さらにホームの関東馬がハバをきかすが、女馬のリトルアマポーラが蹴散らすシーンは十分にある。

 追い切りはDWコース。3歳未勝利スペルバインドと直線はビッシリと渡り合い闘志点火。首一つ抜け出たところがゴールだった。

 手綱をとった影山助手が「いい追い切りができた」と満足そうにすれば、本番でコンビを組む武幸四郎は「折り合いはつきすぎるくらい。距離延長は大丈夫。男馬相手でどこまでやれるかな」と期待を込める。

 長浜師は京成杯を重要な一戦と位置づけた。

 「先が見えないのはそれは底を見せてないこと。今回は距離や輸送、それにカイバ食いなどを試すにはいい機会。今後を見据えた競馬になればいい」

 4戦無敗のGI馬アグネスタキオンでついえた夢。その産駒でつなぐ夢。指揮官の胸が熱くなるのはクラシックの舞台まで我慢。その灯は見え隠れしている。

[ 2008年1月17日付 紙面記事 ]

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