
漫才コンビ「桜」メジャーになる日も近い
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| 「桜」の稲垣早希(左)と増田倫子 |
エヴァンゲリオン発進!!!!!!!!!!!!
いやーっ、このセリフってかなり興奮しますね。アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の中で汎用人型決戦兵器人造人間「エヴァンゲリオン」の零号機&初号機&弐号機が出撃するシーンで発する葛城ミサトのかけ声。
07年の映画版「エヴァンゲリヲン 序」を劇場でチェックするまで、まったく無縁だったが、ひと目見たとたん脳髄を鷲づかみにされてハマりまくり。DVDを借りて、テレビ版と過去の映画をすべてチェック…。今となっては初号機の超合金フィギュアが自室の机で夕日を浴びるまで虜にされてしまった。(エヴァ好きではあるが、表記などに間違いがあったらマニアの方々ごめんなさい)
名作「ウルトラセブン」を彷彿とさせる戦闘シーンに、敵である使徒の革命的なデザイン。バルタン星人、レッドキング…初期のウルトラ怪獣のデザインが40年経っても色あせないのは、芸術家である成田亨氏の手による作品だから、というのはマニアの間では有名なお話。それに似たキャラクターデザイン、ナゾに満ちた内容も含め、エヴァも決して輝きを失うことのないオリジナリティーを持っている。
で、お笑いの話…。このエヴァの元ネタを知らないと絶対に笑えない漫才コンビが稲垣早希(24)&増田倫子(25)の「桜」。稲垣がエヴァの登場人物「惣流・アスカ・ラングレー」のモノマネをしてボケまくる。「ATフィールド全開」「逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ…」など名言でマニア心をくすぐる。そこを、まったく「エヴァ」の「エ」の字も知らない一般人・増田がツッコミまくるのがパターンだ。
この2人、もともと漫才師になりたかった訳ではない。吉本総合芸能学院の女性タレントコースに入学。もともと知り合いでもなかったようで稲垣は女優か声優を、増田はダンサーになりたかった。
ところがところが…吉本興業という“悪の組織”がいきなり命令を下す。 「あしたからコンビを組みなさい…」
しゃべったことすらない2人が漫才?それを聞かされた稲垣は号泣。増田は、あまりの不条理ぶりに針が振り切れるほど怒ったという。
「今まで面白いことをまったく言ったことがない人生」という稲垣は、その晩に親元に電話して、しゃくり上げながら「私…芸人になるねん」と決意表明。「早希ちゃんの判断に任せよう。こんな人生もあるやろう」と決めていた増田も稲垣からの「コンビを組む」という連絡で踏ん切りをつけた。
かくして誕生した「桜」。「M−1グランプリ2007」では3回戦まで進出。緊張感から稲垣は舞台袖で「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ…」と鼓舞し続け、準決勝には進めなかったものの、大爆笑を手に入れた。
「麒麟さんのDVDを見て全部セリフを書き起こしてウケてるところをチェックしましした。そこからツッコミのバリエーションも学びました。そうするしか方法を思いつかなかった」(稲垣)。
まったくお笑いを知らなかったコンビがM−1決勝常連組「麒麟」のパターンを研究して開花した。あの島田紳助も若手時代、兄弟子・島田洋七のパターンを研究してハイテンポなヤンキー漫才を生み出している。
「オセロさんみたいな存在になりたいですね。女優、タレント、リポーターとか。2人で冠番組持ってマルチにやっていきたい。コスプレとかじゃなくて、早く普通の私服で出られるようになりたいです」(増田)。
今秋にオープン予定の京橋花月をPRする京花ガールズにも選ばれた。5月28日には大阪・インディペンデントシアターセカンドで初の単独ライブ「桜の季節〜0分咲き〜」も開催する。マニアなファンも急増中で、某有名バラエティー番組から早くも声がかかるなどメジャーになる日も近そうだ。そんな可愛くて、ポップで、クレバーな乙女たちが、悪の組織「吉本興業」殲滅(せんめつ)に立ち上がる…んっ?そんなことある訳ないか。
| ● 森 俊幸(もり・としゆき) ● 1969年(昭44)9月29日生まれ。大阪市福島区出身。血液型O。身長174センチ。体重80キロ。趣味はお笑い、映画観賞、格闘技観戦、食べ歩き。1994年4月に入社。 |


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