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立命大将棋研究会

 【目指すは史上初の2年連続2冠 創部以来初の“無敗締め”へ24日「学生王座戦」】

 新語・流行語大賞の候補30語に「藤井フィーバー」「ひふみん」がノミネートされ、近年になく将棋界が注目された2017年、その年の瀬を前に、本番はこれからと意気込む学生たちがいる。立命大の将棋研究会。24日から四日市市である全日本学生将棋団体対抗戦(通称・学生王座戦)で大学将棋界初、2年連続の2大タイトル独占に挑戦する。

2年連続の団体2冠に挑む立命大将棋研究会

 大学将棋界には個人戦と団体戦がある。団体戦の2大タイトル、それが富士通杯と学生王座戦だ。富士通杯が8人登録の5人対抗、学生王座戦が14人登録の7人対抗。この2冠を2年連続制覇した大学はまだない。昨年の2冠に今年の富士通杯を制した立命大が初の栄冠を見据えている。

 とりわけ今年の立命大は3月の学生選手権以降、団体戦無敗。創部以来初「無敗締め」のトリを飾る舞台でもある。

銭本主将とともに将棋研究会を束ねる川又祐斗会長

 銭本幹生主将は「学生王座戦に勝てば団体日本一を決める(リコー杯アマチュア将棋団体)日本選手権に出られる。そこで去年の雪辱を果たしたい」とモチベーションを語る。

 昨年は社会人王者リコーに2勝5敗。銭本主将も敗れた。「硬くなって実力を発揮できなかった」。負けの悔しさは当然だが、勝てば日々高め合う仲間と同じ喜びを分かち合える。将棋はもちろん個人競技だが、チーム競技のだいご味も味わえる。

団体戦のキーマン・銭本幹生主将(左)と前回の社会人との日本選手権で勝利を収めた4年の新貝涼太

 原動力は研究会への愛着だろうか。「初心者から上級者までいるのにいい意味で“緩い”。自由な雰囲気」と銭本主将。部員80人。新入生であふれる春には100人に達する。藤井フィーバーのにわかブームではない。学生王座戦で初めて優勝した2000年以降増え始め、ここ数年維持している。

 「将棋は盤、駒があればどこでも、どんなレベルでもワイワイやれる。将棋を通じて礼儀作法、人間関係も学んでほしい」と大西康仁顧問。「(活動は)勝つことだけが目的ではない」とし、勝利至上の少数精鋭主義に陥らず普及活動や地域貢献にも力を注ぐ。9月は小中学生対象の大会をびわこ・くさつキャンパスで初開催。3キャンパスに分散する研究会を銭本主将とともに川又祐斗会長が束ねる。

学生王座戦へ向けて練習にも熱が入る

 在学生で研究会に在籍しながらプロとなる四段を目指し、奨励会にも所属する冨田誠也三段、他に関西本部所属の棋士、西川和宏六段や都成竜馬四段らに指導を仰ぎ、本番に備える。年末年始、立命大のお家芸と言えばアメリカンフットボールに女子駅伝だろうか。将棋もぜひお忘れなく。そんな快挙に、王手だ。

 ▽立命館大学 1869年(明2)に西園寺公望が私塾「立命館」を創始、1900年(明33)に中川小十郎が前身の私立京都法政学校を設立、22年(大11)から現在の名称に。関西圏3キャンパスに14学部で学生数は約3万3000人。女子陸上部、アメリカンフットボール部、硬式野球部、弓道部、日本拳法部、カヌー部、ホッケー部など全国レベルのクラブが多数ある。

【ネクタイ&スーツ全員えんじ色で】

 本番では一体感を体現する。私服姿が多数の学生王座戦会場。立命大は登録14人がスクールカラー、えんじ色のネクタイにスーツ姿で臨む。「慣れない格好なのでやりづらさはあるが身が引き締まる」と銭本主将。20年以上続く研究会の伝統だ。選手以外に他校選手の得意戦型など棋力をチェックする学生も現地入りし、30人態勢で快挙を後押しするという。

【魅惑の学食 先月リニューアル「CAFE JUNGE(ゆんげ)」

先月リニューアルされた「CAFE JUNGE」

 衣笠キャンパス学生会館内1階にある「CAFE JUNGE(ゆんげ)」。先月にリニューアルオープンし、開放感あふれる空間に生まれ変わった。

 トーストやフライドポテト、ケーキ類など軽食が中心になっており、学生の多くは授業の合間や打ち合わせなどで利用している。案内してくれた広報課の名和拓哉さんは「憩いの空間として学生は利用しています。今後もさらに多くの人に活用してほしいですね」と話す。営業は平日午前11時~午後6時。閉店後や休日もスペースだけの利用は可能。

[ 2017年12月5日 ]

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