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大阪成蹊大フットサル部

 【来年こそV!徹底管理トレで三度目の正直】

 三度目の正直で全国を制す。大阪成蹊大のフットサル部は、今年8月末に大阪府岸和田市総合体育館で行われた「第13回全日本大学フットサル大会」で2年連続準優勝。昨年が「自信」の準Vなら、今年は「悔恨」。来年こそ全国の舞台で覇権をつかむべく、柴沼真監督を中心に日々、時間や強度を徹底管理した練習に励んでいる。

ポーズを決める大阪成蹊大学フットサル部

 柴沼監督はフットサルの最上位ライセンス「(財)日本サッカー協会(JFA)公認フットサルB級」を保有する。知識は深く、指導力は高い。当然、部員からの信頼も厚い。そこに個々の能力が非常に高い選手が集まってくる。だからこそつかみたかった、全国の頂点。

 柴沼監督は「背中は見えていた。追いつけそうなところで…決めるところを決めきれなかった。悔しい」。2―2の同点から、ラスト35秒で食らった勝ち越し弾。「試合の中でも押していたんですが…」と唇をかむ。優勝した順天堂大との差は、ほとんどなかった。

 2年連続の全国準Vは、大阪成蹊大の名を知らしめた。「知名度も上がりましたし、“大阪成蹊大でやりたい”という子も多くなってきました」。柴沼監督が同大で指導を始めた04年当時、フットサル界はまだまだ雌伏の時。今の業界と比べても、まさに月とスッポンだった。徐々に、そして確かに存在感を示しつつあるフットサル界。その中で大きな実力を誇示している大阪成蹊大の躍進のカギは「レスター流」だ。

(写真左)シュートを放つALAの田畑、(同右)ゴール前の侵入を止めるキャプテンの山崎=右

 サッカー日本代表・岡崎慎司が所属するプレミアリーグ・レスター・シティ。昨年はクラブ創設132年で初めてプレミアリーグを制している。この名門クラブと実は練習の頻度がほとんど同じなのだという。「練習は週に4、5日、2時間程度ですね。強度は常に計算しています。それ以上やると、ケガをする。やればいい、食えばいい、という考え方は否定されていますので」。今の時代に即した鍛錬を、部員も頭で理解して行うからこそ、チー厶は勝ち進める。

選手に指示を出す柴沼監督

 FIXOの山崎翼主将(3年)とALAの田畑寛実副主将(3年)がチー厶を束ねる。「去年の全国準Vで自信がついたからこそ、今年は悔しい。来年に向けては、今年良かった分はなくさず、どこまで強みを増やせるか」と山崎が言えば、田畑も「同じ相手に2年続けて負けたので。フィニッシュの精度を上げたい」と意気込む。悲願の全国優勝へ―。信頼の置ける指揮官とともに、頂点へと駆け上がる。

 ▽大阪成蹊大学(大阪市東淀川区) 前身となる高等成蹊女学校を1933年(昭8)に創設。阪急梅田駅から約20分の好立地でマネジメント学部・教育学部・芸術学部の3学部がある。フットサル部のほか女子陸上競技部が昨年の全日本インカレで総合優勝を飾るなど学内の強化クラブが全国の舞台で活躍を続ける。

【GK橋野司 先輩、後輩の垣根がないのが強み】

シュートを止める橋野

 GKの橋野司(3年)もチーム躍進を支えている。「先輩後輩もなく、みんな仲が良い」。全国準優勝の理由も「ノリと勢いもある。意見も言い合えるし、良い意味で上下関係がないこと」だと語った。GKはまさにピッチ上の監督。「(ピッチの)中に入ったら、言うところは言う」ときっぱり。

 4年生が引退し、さらに責任感が増していくなかでも「1試合1試合を大事にしていくことがチー厶力アップにつながるので」と、まずは目の前のことをこなしていく構えだ。

【フットサル 頭と体フルに使うタフな競技】

 フットサルは肉体の激しいぶつかり合いやボールの奪い合いが繰り広げられるため、体の大きい選手が多いチー厶が有利と思われがちだが、実は違う。柴沼監督いわく、空間認知能力とストレス耐性、決断力が勝敗に大きく左右されるそうで“頭のスポーツ”と言っても過言ではないのだ。

 全国の常連、そして勝ち進む大学は偏差値も高い。その理由は「空間認知能力もそうだし、受験勉強でストレス耐性もあるから」と指揮官。関西では神戸大、同志社大の実力が高いのもうなずける。年間50試合もの公式戦があり、5月から翌年2月までみっちりスケジュールが詰まっている大学フットサル界。頭と体をフル活用しながら、選手は日々戦っている。

【魅惑の学食 コスパ抜群!ミートソースパスタ

人気のミートソースパスタセット

  フットサル部の部員も愛用する図書館棟3階の食堂「カフェ&ベーカリー」にある各種パスタが学生の人気メニュー。カルボナーラやきのこなど種類豊富な中で特に人気なのが「ミートソースパスタ」(360円、写真)。おいしくリーズナブルなのが支持される理由。カフェ&ベーカリーはランチタイムを過ぎた午後5時まで開いており、学生が有意義な時間をここで過ごしている。

[ 2017年10月3日 ]

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