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武庫川女子大カヌー部

 【さあインカレ6連覇 目指すはカヤック、カナディアンともに完全V】

 インカレ6連覇へ。武庫川女子大カヌー部は8月22日から開幕する第53回全日本学生カヌー選手権大会(石川県小松市木場潟カヌー場)で総合6連覇を狙う。カヤック、カナディアンともに完全Vを目指して、エース武田咲(健康・スポーツ科学部健康・スポーツ科学科4年)、松永あゆり主将(同)、カナディアンキャプテンの大国遥夏(同)を中心に武庫川で朝夕の2部練習をこなしている。

インカレ6連覇を狙う武庫川女子大カヌー部のメンバー

  照りつける暑い日差しに負けない。西宮市武庫川。武庫川女子大カヌー部員がパドルを力強くこぐ。2009年から指導するOGの橋本千晶コーチ(48)は「朝に10キロ、夕方も波が良ければ10キロは練習でこぎます。艇庫が武庫川の練習場に近いのはいいですね」とインカレ5連覇中のチームは練習環境の良さを上げる。午前6時45分、1人1人が重さ12キロのカヌーを担いで、河川敷に運び、川に浮かせて練習が始まる。午後も同様だ。

エースの武田(左)と松永主将

 インカレ5連覇中の強豪だが、橋本コーチが来る前は、指導者もいなく、部員も5人まで減り廃部の危機だった。「つぶしてはいけない」と橋本コーチが週2、3回指導するようになり、また学校の協力もあり強化指定になったことで復活。現在は22人まで増えて、今の実績を得ることができた。

 昨年のインカレではカヤックが振るわず、カナディアンが優勝したことで総合優勝に届いた。しかし、「今年は関学大、同大、日体大、鹿屋体大などどこも強いのでそんなに簡単ではない」と橋本コーチは警戒する。

OGの橋本コーチ

 昨年は関西インカレでもカヤックは関学大に敗れた。インカレでも同様で、加えて、部員の体調不良が重なり全力を出し切れなかった。それだけに今年は万全な態勢を整えて全国に臨む。

 エースの武田咲は高校総体で上位常連の山形県立谷地高出身。中学時代は新体操部でバランス感覚がいい。「シングルは決勝に進んで(8位で)1点で、フォアとリレーでは4位と悔しかった」とパワーアップで昨年以上の成績を狙う。カヌー歴7年でペアカヤックで熊本・水俣高時代に高校総体で優勝経験を持つ松永主将は「自分は武庫女でカヌーがやりたくてきた」と両親の反対を押し切って入学したほど。それだけに厳しい練習にも耐えている。

 連覇へ橋本コーチは「メンタルが大きい。半分ぐらいを占めると思う。あとはコンディション」と話した。武田は「力はついてきているし、必ず決勝に上がり、フォアとリレーで優勝したい」と言えば、松永主将も「部門もしっかり勝って、みんなで最高の夏にしたい」と意気込む。女子の熱い戦いを勝ち抜き、6年連続の頂点を見据える。

 ▽武庫川女子大学 1939年(昭14)、公江喜市郎が財団法人武庫川学院を創設。49年に大学をその翌年に短期大学を開学、58年に現在の名称に。現在は大学6学部と短期大学部で学生数は約1万人で女子大として国内最大の学生数を誇る。兵庫県西宮市。

【3年・薦田 主力の自覚「チームに貢献を」】

3年の薦田(手前)

 中学時代に水泳の50メートル自由形でジュニアオリンピックで優勝経験を持つ薦田(こもだ)遥は「周囲の反対もあったが、違うものがやりたくなった」と水泳をやめて、香川県立高瀬高でカヌーを始め、世界ジュニア代表にも選ばれるほど力をつけた。武庫女でも3年生ながらチームの戦力。「連覇はしているが、その年の優勝は1校しかない。今年の夏は自分がリレー、フォアで主力なのでチームに貢献したいと思う」と話した。



【カナディアンキャプテンの大国 全てで決勝へ「自信あります」】

カナディアンキャプテンの大国

 昨年Vの原動力になったカナディアンのメンバーも力が入る。カナディアンキャプテンの大国遥夏は「動物園の飼育員になりたくて」と島根・出雲農林高のカヌー部に推薦入学した。「カヌーをやったら凄く楽しかった」とさらに上を目指し武庫女に進学。もともと種目はカヤックだったが「1年のときに橋本コーチにカナディアンのメンバーを募集する」と言われて、転向。柔道と水泳を経験して、「柔道の引く力はカヌーにはよかった」と3年から頭角を現し、昨年は500メートルで3位、200メートルで4位と得点を上げた。現在、同種目は5人中4年生が3人とキャリアは豊富。「全てで決勝に上がりたい。自信はあります」と心強い。インカレ6連覇へ。「カナディアンもカヤックも優勝しないと連覇はない。完全優勝できるように引っ張っていきたい」と力を込める。

【リア充元気印 生活環境学部食物栄養学科3年 日野依瑞さん 陸上部と両立】

生活環境学部食物栄養学科3年の日野依瑞さん

 勉学と陸上を両立させる日野依瑞さん(生活環境学部食物栄養学科3年)。日野さんは「医療関係の知人がいて、もともと研究員になろうと思っていたが、栄養に興味を持ち管理栄養士になりたいと思った」と地元・島根県出雲市から食物栄養学科がある武庫川女子大に進学した。「施設も充実しているし、さまざまなメニューが作れる給食実習施設があるし、凄くきれいです」と声を弾ませる。

 大社高時代は陸上部で、短距離で活躍。競技は高校で引退するはずが、大学の陸上部を見に行き、体験すると「走りたい」と思ったと入部を決断した。しかし、昨年10月に右ハムストリングを肉離れ。だが、「もともと体幹が弱いことがわかっていた。鍛えないといけないと思っていたから良かった」と冬場は体幹を鍛えことし2月に復帰。7月の西日本インカレで100メートルで11秒84と自己記録を更新した。将来は「スポーツ栄養分野にかかわる仕事がしたい」と話した。

【魅惑の学食 和室のみの店内で野菜たっぷりご飯「一汁三菜ランチ」

華SAKUの一汁三彩定食

 武庫川女子大キャンパスすぐ近くにある「華SAKU」。昨年5月にオープン、メイン1品に野菜が中心の総菜10品から3品が選べる「一汁三菜ランチ」700円(同大学生は550円)が一番人気。華SAKUを経営するフォーチューン(株)内野充容代表取締役は「野菜をしっかり取ってもらいたいし、偏らないようにすることが必要」と話す。珍しい和室のみの店内で「授業の合間に寄れる家族のような場所にしたい」と内野さん。さらに食物栄養学科の教授らが監修したアスリート向けの「アスSAKU弁当」もカヌー部や体操部、ハンドボール部に納品している。「20年の東京五輪の代表が出たらうれしい」と内野さんは話した。9月3日まで夏休み。4日から営業再開する。

[ 2017年8月1日 ]

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