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大阪工業大漕艇部

 【こぎ出せ!淀川から全国へ】

 インカレファイナルへ。来年で創部60周年を迎える大阪工業大漕艇部。8月31日から開幕する第44回全日本大学選手権大会(戸田ボートコース)の対校フォアで初の最終日に残ることを目標に茶山良樹主将(工学部電気電子システム工学科3年)を中心に連日、淀川でオールをこいでいる。

ポーズをきめる大阪工業大漕艇部のメンバー

 淀川の大阪市旭区の河川敷。土手のすぐ横にある大阪工業大の漕艇部部室の艇庫から部員がボートを担いで淀川の浅瀬に浮かべ、練習がスタートする。2011年から指導するOBの西澤祐典コーチ(41)は「乗艇練習で距離をしっかり稼ぐことが強くなる要因の1つ。大学の隣が淀川で練習場が近いのは他の大学にないうちの強み」と練習環境の良さが関西で上位に入る力をつける秘けつだという。とくに強豪校には高校からの経験者も多く、追いつくためにはより多くの距離をこぐことが欠かせない。

 対校フォアはかじ取りを含めて5人。昨年8月のインカレで初めて準決勝に進出した。関西の大学、社会人が参加した5月4~7日の朝日レガッタでは2年連続で4位となった。この大会で4年が就職活動や研究室の関係で引退する。そのため現レギュラーメンバーは2、3年生ばかり。現在は茶山主将を中心に練習を積んでいる。練習はまずは波の静かな早朝が距離を稼ぐのにはもってこいだ。約20キロから25キロをこぎ、波の高くなる午後4時すぎから体幹などを鍛える。「大学で新しいものに挑戦したかった。アイスホッケーと悩んで、滑るのが難しいと思って漕艇にしたが、やればやるほど難しさに気がついた」と茶山主将は苦笑いする。それでも「川の上を進んでいる感じは他の競技にない気持ち良さがある」。つらい練習より達成感があるという。

大学前の淀川で練習する漕艇部員

 全国で戦うためには「体力をつけることが大事」と体重を75キロ~80キロにして、筋力アップを目指す。ただ太るだけでは艇が重くなるだけ。筋力をつけ、漕力を向上させる必要がある。管理栄養士がついて、しっかり大会で力が発揮できる態勢も整えている。西澤コーチは「3年前に新しくできた合宿所も大きい」と話す。早朝練習に参加するために、合宿所で生活できることで練習に打ち込める上、食事の心配もない。

 さらに今年は力強い。昨年度の卒業生が約80万円の寄付を行い、OB会と大学の協力もあり、約300万円の新しい艇を2月に進水した。新しい艇での目標はインカレで最終日に残ること。「大学、先輩たちや応援してくれるOBの人たちのためにも頑張って結果を残したい」とみんなの思いとともにオールをこいでいく。

 ▼対校フォア こぎ手4人がそれぞれ1本のオールで左右のどちらかをこぐボート競技の種目が「フォア」。かじ取り役の「コックス」1人が同乗するものと、コックスがいない2種類がある。ボートの重さは51キロ以上。大阪工業大では「対校フォア」の4人がチームのエース的な存在だ。

 ▽大阪工業大学 1922年(大11)、前身の関西工学専修学校を創設。1949年(昭24)に現在の名称へ。工学部、ロボティクス&デザイン工学部、情報科学部、知的財産学部の4学部。今年の4月には大阪の中心地に梅田キャンパスが誕生。

【唯一現役4年・杉本大 完全燃焼だ シングルスカルに挑戦】

インカレへ向けて気合十分の漕艇部・杉本大(左)と茶山良樹主将

 朝日レガッタで引退した4年生で唯一現役なのが杉本大(工学部応用化学科)。高校時代は野球部だが「新しいことをしよう。やるなら徹底して体育会の厳しいところ」と漕艇部を選んだ。現役にこだわったのは「朝日レガッタは就活も忙しく、卒業研究も始まり1、2年の時と比べて練習ができなかった。不完全燃焼でこれでいいのかと思った」。8月のインカレまで現役続行を決意。「2、3年生にまじって対校フォアはできない」とシングルスカルの練習をこなしており「オール2本は難しい」と全く違う種目に戸惑いを感じているが学生生活最後の大会に向けて力を振り絞る。

 また、インカレに臨む後輩たちには「茶山とは1年一緒にやってきて心配はしていない。できると思う」とエールを送っていた。

【マドンナ図鑑 国際学部2年の秋山未有さん モデルで活躍、ポジティブ美女】

工学部都市デザイン工学科3年の西岡純美さん

 愛くるしい笑顔の“リケジョ”の西岡純美さん(工学部都市デザイン工学科3年)は「ドラマ“フリーター家を買う”で香里奈さんが現場監督していたのを見て凄くかっこいいと思った」と現場の仕事に憧れて、同学科に進学した。河川敷での測量実習や生のコンクリートの強度の実験など「楽しいですし、新鮮です」と男子とともに研究を精力的にこなしている。

 趣味はダイビングや陶芸で「夏より冬の沖縄が好き。お酒も好きです」と大学の陶芸教室ではぐい飲みを焼いた。「大学院に行って専門的なものを学びたい」と向上心旺盛。将来は「自分が年を取ったとき、地元でこれは私が作ったというのに憧れている」と橋を造ることを夢見ている。

【魅惑の学食 安心、安全 お得なビュッフェ「菜の花食堂」

(左)1プレートいっぱいに総菜を盛り付ける(右)最上階の菜の花食堂からは大阪の街並みが望める

 梅田キャンパスの最上階21階に4月1日オープンした「菜の花食堂」。その名前からは想像できないスタイリッシュさが売りである。一皿1回盛りのビュッフェスタイルで、定番の鶏の唐揚げからひじきや切り干し大根、煮物など約15~20品の総菜が並ぶ。600円(同大学生は400円)という安さも凄い。久門田範子副店長は「安全で安心で低価格。一般の人にもたくさん来てもらいたい」と話す。オープンテラスもあり眺めのいい場所でおいしい昼食はたまらない。午後5時30分からはイタリアンレストラン「リストランテ翔21」として営業している。

[ 2017年7月4日 ]

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