スポニチ大阪

スポニチキャンパス

神戸学院大女子駅伝競走部

 【廃部危機から 妖精たちのV字回復 再び全国舞台狙う】

 神戸学院大女子駅伝競走部が新時代を駆ける。部員減による廃部危機を乗り越え復活。大江秀和監督(55)就任、大学の特別強化クラブ認定など波に乗っている。続々と有望選手も入部し新愛称「エメラルドフェアリーズ」も決定。軽やかに再スタートを切った。

円陣を組む神戸学院大女子駅伝競走部のメンバー

 住宅街に溶け込むようにある神戸学院大のグラウンド。その早朝の光景が2年前から変わった。15年4月に就任した大江監督の方針により、冬だとまだ真っ暗な朝5時45分に始まる女子駅伝競走部の朝練習。以前は、軽くジョグ程度だったそれが今は8時までしっかりと走り込む貴重な鍛錬の時となっている。

 「1年生の時は自分に任せられていた部分が多かったのですが、今は朝、決まった時間にきっちりと練習メニューをこなす習慣がつきました。メニューもそれぞれに合った量や質を考えてもらっています」

 昨季から主将を務める大畠万由子(4年)は大江監督が就任前に指揮を執っていた須磨友が丘高の卒業生。変化は“原点回帰”ともいえる。朝練以外にも、毎日の体重チェックや練習日誌など小さなことを積み重ねた結果、15年は4年ぶりに全日本大学駅伝に出場。神戸マラソンでも杉谷優衣(当時2年、現4年)が2時間42分1秒で初優勝する快挙を遂げた。

 16年は全日本駅伝の出場枠が減った上に、杉谷が左足を故障。ベストメンバーをそろえられず出場を逃した。とはいえ、13年の部員はたった6人。廃部の危機だったことを思えば、華麗なV字回復を果たしたのは事実だ。

ランニングする(左から)大畠万由子主将、田口真琴、杉谷優衣

 大学の後押しも大きい。大学創立50周年に合わせて16年には硬式野球部とともに特別強化クラブに認定された。ユニホームもスクールカラーの緑色の映えるものに替わった。今春の新人7人の入学に合わせ新たな寮も確保。また来春にはグラウンドも全天候型になる。

 環境面が整い、全日本大学駅伝出場というゴールも明確になった。寮生活の合間に選手間で話し合う時間が多くなり、走る量も徐々に増えた。西日本インカレ3000メートル障害優勝の田口真琴(3年)は「1年の時は(全日本大学駅伝の予選を兼ねた関西学生対抗女子駅伝で)流れを作れたけれど、昨年は自分のせいで負けた。今年は絶対にチームに貢献したい」と意気込む。まだリハビリ中の杉谷も「去年走れなかった分、今年は絶対に走りたい。力のある1年生も入ってくるから、刺激も受けている」と復活に備える。

 再出発を祝すように、4月から新愛称も決まった。エメラルドグリーンにちなみ、「エメラルドフェアリーズ」。妖精が軽快なリズムを刻んだ時、神戸学院大の新しい歴史が始まる。

 杉本の決意表明に部員全員がうなずく。今日も、そして明日も、京産大空手道部は道場にこもる。

 ≪私生活から徹底!熱血指導 大江監督≫15年から指揮を執る大江監督は異例の“転職組”だ。高校の社会科教諭であると同時に兵庫県の高校駅伝の強豪校、須磨友が丘高での22年間を含め、高校で指導は31年。強化を試みていた神戸学院大からのアプローチに「卒業生が多く入学するなど一番お世話になった大学。年齢的にもラストチャンスと思った」と転身を決めた。

 当初は、想像とは違う現実に戸惑った。「大学生は高校生と違う。大人扱いしようと思ったけれど、生活指導から始めざるを得なかった」と明かしたように、注意するのは茶髪やピアスの禁止やあいさつの徹底など走る以前のことばかり。だが、素直な選手はすぐに聞き入れ、私生活を見直してくれたと感謝する。同時に朝から15~20キロ走るなど朝練をメインに据える改革も実施。一定の結果を出せるようになった。

 副監督兼コンディショニングコーチの森田陽子トレーナーの存在も大きい。柔道整復師、栄養士の資格を取得。選手の身体面の管理を受け持ち、他大学にはない指導を行っている。

 目指すのは毎年仙台で行われる全日本大学駅伝の出場。「やはり仙台に行けないのは悔しい。地域の方に応援もいただいている。ぜひ応えたい」。熱血指導で仙台行きの切符をもぎとる。

 ▽神戸学院大学 1966年(昭和41)設立、2001年9月に、神戸森学園から神戸学院へ法人名称を変更。神戸市中央区のポートアイランドキャンパスと同市西区の有瀬キャンパスで9学部。建学の精神は「真理愛好・個性尊重」。

【マドンナ図鑑 ミス神戸学院 法学部4年・浅利光美さん】

ミス神戸学院の法学部4年・浅利光美さん

 神戸学院大学祭「ミス・ミスターコンテスト」で「ミス神戸学院」に選ばれた浅利光美さんは、笑顔がすてきな知性が光る法学部4年生。どちらかといえば控えめな性格だが、ミスに選出されて「人前で話すこともできるようになり、自信につながりました」と目を見て話す。

 学生生活は「勉強は大変だが、わからないことがあったら、ゼミも大学の先生も親切に教えてくれる」とエンジョイ。

 現在就活中で、「法律にこだわらず、自分の好きな道に進みたい」と頑張っている。「授業終了後は、神戸をブラブラするのが好き」と等身大の学生の顔ものぞかせた。


【魅惑の学食「黒毛和牛ハンバーグランチ」 神戸港みながら“プチぜい沢”ホテルの味】

 テレビや雑誌でも紹介されている神戸ポートピアホテル直営の洋食「ジョリポー」は、神戸港を一望しながら、ホテルの味がリーズナブルに味わえる。中でも、料理長自慢の逸品が、1日限定30食「黒毛和牛ハンバーグランチ」(1200円)。スープ、サラダ、パンまたはライス、コーヒーまたは紅茶付き。ホテル特製デミグラスソースがかかったハンバーグは、一口味わうとジューシーな肉汁があふれ期待を裏切らない。学生も一般の人も“プチぜい沢”を楽しんでいる。

[ 2017年4月4日 ]

Webtools & Bookmarks

大阪企画特集
スペシャルコンテンツ