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同志社大学ボクシング部

 【不屈の主将と悔しさを力にリーグ制覇へ】

 来年は3位以上を狙う。同志社大ボクシング部に所属する嶋田達希主将(スポーツ健康科学部3年)は10月の岩手国体の成年男子バンタム級で準優勝した逸材。今季関西リーグ戦では目標の3位にあと一歩届かず4位に終わった。すでに新体制となり、来季へ向けて始動しており、目標の3位、そして2度目のリーグ制覇へ向け、練習に取り組んでいる。

来季へ向け早くも始動した同志社大ボクシング部

 飛び散る汗、パンパンとミットを叩く音が練習場にこだまする。来年のリーグ戦へ向けて同志社大ボクシング部はすでに練習を開始している。部員を引っ張るのは主将の嶋田だ。

 嶋田は父・晃さんの友人が京都市内のボクシングジムでトレーナーをしていた関係で5歳からボクシングを始めた。「空手や剣道も考えたらしいですが、子供の時はきかん坊だったので」とボクシングを始めたきっかけに照れ笑いする。深草中から「ボクシングをやる環境も整っていた」と前WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山隆志が出た埼玉の花咲徳栄高に進学。1年でインターハイで4強入りした。しかし、その後は両拳を骨折するなどなかなか成績が伸びなかった。それでも腐らずに練習に打ち込み、インターハイで8強入りした。大学に進学する際は小さい頃に河村秀明監督にトレーナーをしてもらっていた関係もあり、同大への進学を決めた。

 1、2年の時にも拳を痛めて試合で結果が出なかった。今年はリーグ戦で右手首を骨折。国体に間に合わないと思われていた。「ケガを言い訳にしたくなかった。パンチが打てないなら違うところを鍛えようと思った。より考えながら練習したのはプラスになった」と右を使わずに下半身と左のパンチの強化に重点を置いた。「左のジャブも強くなり、右を100%で打たなくてもよくなった」とまさにケガの功名だった。

サンドバッグを叩く嶋田達希主将

 国体でも順調に決勝まで進んだものの、悔しい判定負け。「大学では高校の時の記録を抜きたいと思ってやってきた。決勝は完全に相手の方がうまかった。うれしかったがやっぱり負けたので」と悔しさがこみ上げてきたという。

 将来的にはプロ入りを目指している。「世界王者になりたい。とくに高校の先輩でもある内山さんに憧れている。高校の時に会ったことありますが、人間性もいい人で尊敬できる人です」と内山のような世界王者を目標に掲げる。

 その前にやるべきことがある。「まずは3位以内。最低でも3位で出来ることならば優勝を目指していきたい」とリーグ制覇を口にする。「今回の国体で準優勝したことで考えて練習することの大切さがわかった。ガムシャラに練習するのでなくて、自分で考えて行動して練習することが大事」と部員の自主性から力が身につくというのだ。そのためにも有言実行で自らが率先して練習をこなしていく。課題はコンビネーションなど引き出しを多くすること。「どういう相手にも対応できるようにしていかないと」と来年に向け、いろいろとやることが多い。しかし、目標の3位以内へここからが「はじめの一歩」となる。

 ▽同志社大学 1875年(明8)に新島襄が前身となる「同志社英学校」を設立、1912年(明45)から現在の名称に。14学部で学生数は約2万7000人。ラグビー部、硬式野球部、空手道部など全国レベルのクラブが多数。

パンチを受ける河村秀明監督

 ≪河村監督 自主性求めレベルUP≫同校OBでもある河村秀明監督は2007年から同ボクシング部の監督に就任。就任当初は部員不足でリーグ戦最下位だった。08年には大分国体でミドル級王者となった朴忠南を中心に4位。そして09年には近大の廃部もあり、初のリーグ制覇を達成した。「強い選手がいないが総合力で勝つことができた」と話す。

 昨年から部員全員に2月に自己の目標管理を書かせている。「自分の目標を立てて、その目標通りに行っているか、何が足りないのか部員に考えさせることが大事。今まで勝てないヤツが勝つようになった」と自主性を持たせ、部員が個々で考えて練習することで成果が伸びてきたという。さらに部員同士が目標を共有でき、個人スポーツではなく、団体戦という意味を持たせて、1人がサボれば全体に影響することを教えるのが目的。

 13年から大学のキャンパス再編により今出川と京田辺と校舎が完全に分離して、授業でなかなかボクシング部の練習に参加できない部員や就職活動などもある部員も出てきた。そこで練習方法をひと工夫。「昔から知り合いのボクシングジムが京都市内にあるので授業の後にジムで練習させてもらうことを考えた」と河村監督。自らもジムに顔を出して練習を見るという。全体的にレベルを底上げするためにいろいろと手を打っていく。

シャドーでパンチを繰り出す福田魁

 ≪空手から転向、燃える福田副将≫空手からボクシングへ転向したのは福田魁(すぐる、文化情報学部2年)だ。熊本の九州学院高までは空手部で全国選抜大会で8強入りした実力の持ち主。「大学生になって違う世界に入りたかった」と最初は迷ったが6月にリーグ戦を観戦して「個人戦と思っていたがみんなで力を合わせて戦っていた。チームとして4年間頑張ってみようと思った」と入部を決意。

 最初は空手の癖で蹴りを出してしまうこともあったが、「今はパンチで相手を崩すことを覚えた」とボクシングになれてきたという。今季は副将に任命され、「嶋田さんを支えて頑張って目標を達成したい」と話していた。

河村秀明監督(右)の指導でパンチを繰り出す安達薫乃

 ≪女子ボクサー安達、試合出たい≫今年から同志社女子大1年の安達薫乃(ゆきの)が練習に参加している。高校時代はバレー部でセッターだったが、「強くなりたいと思って格闘技がやりたかった」と高校3年の秋からボクシングを始めた。当初は宇治市内のボクシングジムで練習していたが、そのジムに同大のボクシング部の部員がトレーナーとしてきたことがきっかけで部の練習に参加することになった。「ライセンスも取ったので次は試合に出ることです」と国体など大会出場を目標にスパーリングをこなしていく。

【マドンナ図鑑 文化情報学部2年 マネジャー 長束結衣さん】

マネジャーの長束結衣さんは練習でゴングをならす


 文化情報学部2年の長束結衣です。京都府出身です。ボクシング部のマネジャーをしています。ボクシング部のマネジャーになったのはたまたま新入生歓迎会で4年の人に声をかけられて練習を見に行ったのがきっかけです。高校までは卓球部だったのですが、高校でやり切った感があり、新しいものに挑戦しようと思って探していました。ボクシングに興味がなかったのですが、練習の雰囲気とか、みんなが一生懸命に打ち込んでいる姿を見て入部しました。

 最初は女子のマネジャーの先輩がいなくて、分からないことばかりで一から男子の先輩に教えてもらいました。それにパンチを出すので、血が出たり、KOされたのを見たらびっくりしました。今はもう慣れました。選手の水をくんだり、タオルなど困らないようにするのが仕事です。2年やってきて、楽しいですし、より役に立てたらと思います。

 戦う男の人の姿は試合を見てカッコイイなと思いますね。今は部員の人たちが判定で負けたりすると「えっ」と思ったり、ハラハラもします。目標に向かって頑張ってほしいです。

【魅惑の学食 鶏もも肉のオーブン焼き 人気はトマトバジルソース】


 ≪女子から好評おしゃれ&“レア”ソースの組み合わせ≫京田辺キャンパスの学食「アマーク・ド・パラディ ラッテ」で人気のメニューは「鶏もも肉のオーブン焼き トマトバジルソース」=写真=だ。豚と鶏を中心に毎日ソースが変わる日替わりメニュー。この組み合わせが“いつ出るかわからない”レア感と600円というリーズナブルさも、好評につながっている。ライスかパンを選べ、スープつき。この「鶏もも肉―」に限らず、ほかの学食にはないおしゃれでクオリティな追求したメニューが多い。女性から「オシャレ!」という声も多い逸品。ぜひ召し上がってみては。

[ 2016年11月1日 ]

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