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大阪学院大学バスケットボール部

 【リーグ戦初Vへ一丸 雑草魂 エリート不在も今春関西学生選手権4年ぶり栄冠】

 チームが一つになったその瞬間、栄光をつかんだ。1975年創部の大阪学院大バスケットボール部は今春、関西学生選手権で4年ぶりの優勝を遂げ、西日本学生選手権でも準優勝。西日本トップクラスのチームとなった。決してエリート軍団ではない彼らが一人一人の力を結集した結果の関西王者。次は総合力が問われる長丁場のリーグ戦で初優勝を狙う。

総合力が問われるリーグ戦での初優勝を目指す大阪学院大バスケットボール部員

 雨降って、地固まる―だった。不安いっぱいでスタートした今季の大阪学院大バスケットボール部。だが、ふたを開けてみれば春季のターゲットである関西学生選手権で4年ぶりに優勝すると、続く西日本学生選手権では準優勝と最高のスタートを切ることができた。

 一致団結でもぎとった頂点だ。Bリーグの大阪に今季加入した合田怜のようなスター選手はいない。一度も優勝を味わったこともない。追い打ちをかけるようにオープン戦では惨敗ばかり…。「危機感もないし、競争心もない。これじゃ、ダメだ」。関西学生選手権開幕の2週間前、渡辺大樹主将が副主将、監督らと話し合いを重ね、チーム全員でもミーティングを実施。リーダーとしての責任感が増した渡辺が背中で引っ張るようになると、これまで悪い流れになると静まりかえっていた練習中も常に声が出始めた。こうなれば、レギュラー以外の選手も自然と自覚が芽生えるもの。毎日1時間かけて行う走り込みに伝統のディフェンス力が持ち味。「僕たちはサイズはないけれど、ルーズボールやリバウンドは全員で取りに行く」とエースの沢辺圭太(4年)が胸を張る泥臭さで強豪を次々と撃破した。

チームを支える(左から)木下誠、沢辺圭太、渡辺大樹主将

 次の狙いは、いまだ制したことのないリーグ戦だ。昨季は右肘故障でフルに戦えなかった木下誠(2年)も万全なケアを施し、今季は準備万端。「春はみんなの気持ちが一つになった。リーグ戦は4回生にとって最後の大会。お世話になっている4回生に恩返ししたい」と意気込む。率いるのはどん底だった春から、「バスケが好きなんだから、中途半端じゃなくてみんなで全力でやろう」と訴え続けた渡辺。一つになったチームは無敵と信じ、チャレンジする。

 ▽大阪学院大学 ルーツは1940年(昭15)創設の関西簿記研究所。1963年(昭38)に大阪学院大学設立。7学部で学生数は4900人。昨秋の「第59回信夫杯争奪日本大学ゴルフ対抗戦」で日本一に輝いたゴルフ部や、「全日本大学女子駅伝」で6位入賞した陸上競技部(女子)など強豪クラブが多数。

中心メンバーの(左から)沢辺、渡辺主将、木下

 ≪決めた快勝発進!!≫チームは8月31日の開幕戦(府民共済SUPERアリーナ)で大経大に87―62で快勝。行広監督は「開幕戦の緊張感で初めは選手に硬さがあったが第2Qからリバウンドが取れるようになりディフェンスが機能しました」とまずはホッとした表情を見せたが「試合中に多くボールを持つ木下がもっと相手をほんろうする動きが出てこないと今後の試合で苦戦する」と初Vへ向けての課題も合わせて口にした。続く9月3日の立命大には敗戦、4日の関大には勝利し2勝1敗のスタートとなった。

 ≪行広伸太郎監督 就任15年で成熟、信念「部活は課外授業」≫今や関西が誇る強豪チームとなった大阪学院大も乗り越えた過去があった。松下電器(現パナソニック)でプレー経験のある行広伸太郎監督(52、写真)が就任したのは02年。「練習に遅刻してくるし、調子が悪いとすぐ練習もやめる。バスケを教えるより、先にマナーや規律のことばかり言っていた」と当時を振り返る。身だしなみの注意から始まった指導の日々。「みんなが一生懸命やりだして、チャンスがあるかな」と思い出した指導5年目の06年、インカレに出場した。結果が出始めると、進学を希望する高校生も増え、現在の部員は45人。変わらないのは「部活は課外授業。授業を大切に学内の人からも応援されるチームになるべき」という信念だ。今季のチームは部員同士で集まり課題をクリアするまとまりがあると評する。西日本学生選手権以降、ケガ人が続出。少々の苦戦は覚悟の上で、指揮官はリーグ戦を戦い抜く決意だ。

【マドンナ図鑑 経営学部ホスピタリティ経営学科3年 行広莉子さん 】

チームの快進撃を望む行広莉子さん


 一人何役もこなす美人敏腕マネジャーだ。行広監督の次女、莉子マネジャー(3年)は真夏でも涼しげな雰囲気漂う清楚系だが、夙川学院高バスケ部で全国大会出場経験もあるスポーツウーマン。大学に女子バスケ部はなかったものの、「家族全員バスケットに関わっていたので」と迷わずマネジャーとして入部した。

 練習時のバックアップはもちろん、経験者として部員から“今のプレー、どうだった?”と聞かれることも少なくない。またアスリートフードマイスターの資格を持っているため、1人暮らしの部員には食のアドバイスも。マルチぶりを発揮している。

 学校では経営学部ホスピタリティ経営学科で勉学に励む。ブライダルやホテル業界など専門知識を培うのに最適で「みんなが顔見知りというぐらい仲もいいし、いろんな業界の方と知り合える」と好奇心は刺激されっぱなしのようだ。勉強と部活の両立が大変なのは事実だが、優勝という瞬間が味わえれば何てことはない。リーグ戦でも苦労が吹き飛ぶ快進撃を望んでいる。

【魅惑の学食 甘辛たまらん!!「マヨから丼」】


 ≪新装開店!!「MIYAKO製麺」≫学食がうどん専門店の「MIYAKO製麺」として9月20日にリニューアルオープン。自家製打ち立て麺で、つるつるしこしこのうどんが食べられる。人気の「明太釜玉うどん」(350円)や「ぶっかけうどん」(220円)に、サクサクの大きな「かき揚げ」(120円)や野菜の天ぷらをトッピングできる。テークアウトでは、揚げたての鶏肉に甘辛タレを絡めてマヨネーズでマイルドに仕上げた「マヨから丼」=写真=(390円)がイチ押し。今までとは一味違う新しいコンセプトの学食に注目だ。

[ 2016年9月6日 ]

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