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摂南大学ラグビー部

 【元代表主将マコーミック氏コーチ就任 “赤鬼魂で”歴史変える】

 関西大学ラグビーAリーグの摂南大は、2009年以来、大学選手権に出場していない。リーグ戦成績は同年の3位が最高で、ここ2年間は連続6位と入れ替え戦を免れるのが精いっぱいの状況だ。伸び悩むチームに元ラグビー日本代表主将のアンドリュー・マコーミック氏(49)が5月、コーチに就任。現役時代は激しいプレーで“赤鬼”と呼ばれた男が闘魂を注入し、新たな歴史の扉を開く。

09年以来の大学選手権出場を目指す摂南大学ラグビー部の3~4年生

 昨年のリーグ戦は開幕戦で前年度2位の京産大、第2戦で同1位の関学大を破る好スタートを切った。「あれで勘違いしてしまった部分がある。チームも周囲も浮かれた部分があった」と河瀬泰治監督(57)は振り返る。最終的には3勝4敗の6位に終わった。

 1986年、日本代表としても活躍していた指揮官は?歳の若さで所属していた東芝府中を退社し摂南大の監督に就任。当時の部員数は「8人。末広がりで良い」と指揮官は懐かしそうに笑うが、部員集めからのスタートだった。88年に関西大学Dリーグに入り、96年にAリーグ昇格。08年には大学選手権8強に導いたが、関西リーグでの最高成績は3位と王座は奪っていない。

ラグビー部の河瀬泰治監督(左)、5月に就任したコーチのアンドリュー・マコーミック氏(中央)、関西優勝で大学選手権出場を目指すCTB木下亮太主将

 昨年のチームからは攻撃の要だったFW第3列のフェツアニ・ラウタイミ(トヨタ自動車)セコナ・トプイ(キヤノン)が卒業。河瀬監督は「今年のチームはまだ手探りの段階」とチーム作りの方向性は定まっておらず、春のオープン戦では失点の多さが目立った。「ディフェンスの意識が低いのが欠点。点を取っても取られるから試合がもつれてしまう」。課題はハッキリしている。

 そんな状況を打破するべく5月に元日本代表CTBで外国人選手初の主将も務めたマコーミック氏がコーチに就任。激しいタックルが持ち味だった同氏の〝DNA〟が今チームに埋め込まれている。CTB木下亮太主将(4年=常翔学園)は「技術的部分も含めて熱心に指導してもらっています。全力でひたむきにプレーするだけです」と課題克服に取り組んでいる。必死に練習する選手の姿にマコーミック氏も「気持ちは優しく、素直な選手ばかり。楽しみなチームです」と成長への手応えをつかんでいる。攻撃の主力が抜けたFW陣も変わり始めている。FL浅田龍太(3年=京都外大西)は「強力な2人が抜けたことで、自分が自分がという気持ちが生まれてきました。気持ちの部分が大事だと思います」と強気が見えだした。

 大学選手権は09年以来、7年間も遠ざかっている。今季からは大会方式が変わり関西からの出場枠は「3」しかない。木下主将は「関西で優勝して大学選手権に出る」と力強く宣言した。

 新たな歴史はオレたちが創ってみせる―

 ◆第53回大学選手権方式 昨年まで16チーム(関東対抗戦5、関東リーグ戦4、関西リーグ5、その他2)が出場した方式は、今季から14チームに変更される。関東対抗3、関東リーグ3、関西リーグ3、東北・北海道1、東海・北陸・中国・四国1、九州代表1、前年度決勝戦出場チーム2。

 ▽摂南大学 1975年(昭50)開学。7学部13学科で学生数は約8200人。スローガンに「Smart and Human」を掲げ、知性と人間性を兼ね備えた人材を育成。プロ野球オリックス・バファローズとは連携協定を締結している。

気持ち部分での成長を感じ取るFL浅田龍太(左) とトゥア・サミソニ

 ≪ご飯1キロ完食ノルマ「摂南飯」でパワーアップ≫いまや摂南大ラグビー部の名物といえるのが8年前から始めた「摂南飯」だ。練習を終えた選手全員が食堂に集合して夕食に臨む。常翔ウェルフェアの管理栄養士・古野幸子さんがスポーツ栄養学に則して調理した多彩なメニューが並ぶが、目を奪われるのは特製の大どんぶり茶わんに盛られた1キロのご飯で完食がノルマだ。河瀬監督の「食欲は意欲に通じる」の考えから生まれた「摂南飯」で、4年間で体重が20キロも増えた選手もいる。食事・栄養面で選手をサポートする古野さんは「よく食べる子はプレーも伸びますね」と話している。

 ≪NZから留学生2人加入で外国人4人に≫今季はニュージーランドからの留学生としてFWにマタエナ・イエレミア、タンギパ・タリフォロフォラ(ともにケルストンボーイズ高)が加入。3年には2人の高校の先輩でナイカブラ・ジョネ、BKとしてトゥア・サミソニ(トンガカレッジ)と、外国人選手は4人が在籍する。(公式戦の外国人選手同時出場枠は2人)

【マドンナ図鑑 外国語学部外国語学科3年 山添奏子さん】

1年生の学園祭で「セツコレ」グランプリに選ばれた山添奏子さん


  「人と接したり、話をするのが大好き。私ってオシャベリなんです」。1年生の学園祭で「セツコレ」グランプリに選ばれたキュートな笑顔で話すのは外国語学部外国語学科3年の山添奏子(かなこ)さん。

 明るく積極的な性格を生かして「空港のグランドスタッフかホテルのコンシェルジュになりたい」という。そのためにも専攻する英語のレベルアップはもちろん「異文化理解を深め、視野を広げたい」と意気込む。

 趣味は小学5年から始めたダンス。いまはサークルでヒップホップやジャズダンスで汗を流している。英語の猛勉強の合間には食べ歩きを楽しむ山添さん。そのキャンパスライフは充実しているようだ。


【魅惑の学食 「トリポン定食」20年以上人気No.1】


 20年以上にわたって学食No・1の座を誇るのが「トリポン定食」(420円)=写真。一日100食超の注文がある。カラッと揚がった鶏肉の唐揚げ(4切れ)の上に大根おろしとネギがのり、きざんだキャベツなどの野菜が付く。人気の秘密は手作りのポン酢にある。しぼったユズとカツオ、昆布をブレンドしたダシに市販のポン酢を加えたもの。この特製ポン酢が人気の決め手になっているという大中真代店長は「アッサリ味でボリュームがある点が学生さんに喜ばれているようです」。秘伝の味に支えられた「トリポン定食」の王座は当分、安泰のようだ。

[ 2016年7月5日 ]

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