弱腰の虎「長野の指名回避」しかも1位クジは連敗
◆ 南社長「最後まで迷ったが…」 ◆
阪神のドラフトは惨敗に終わった。30日のドラフト会議で、前日29日のスカウト会議で1位指名を決めたホンダ・長野久義外野手(23)の指名を回避した。1位は前日、外れ1位に据えた早大・松本啓二朗外野手(22)を指名した。
結果的に松本は横浜との抽選に敗れた。長野はウエーバー順位が阪神より早いロッテが2位で単独指名した。
前日に1位に決まった長野の回避が決定したのは会議開始2時間前、午後1時からの最終スカウト会議の席上でだった。理由は、交渉権を獲得しても入団拒否される危険が、最後までぬぐい去れなかったからだ。
長野は巨人志向が強い。日大4年だった2年前の2006年ドラフトでは日本ハムの4巡目指名を拒否し、ホンダに入社していた。担当の菊地東日本統括編成課長をはじめスカウト陣は、日本ハムの二の舞いにならぬよう、慎重に調査を進めてきたが、最終的には入団の確証が取れず、指名を見送った。
南信男球団社長(53)は記者団の質問に「ぎりぎりまで長野指名は迷ったのか?」の問いに「そう」と答えた。さらに「外れ1位もリスクがある。2位で残っていたら考えていた。ロッテは指名した?勝算があるんだろ」と話している。
「野手を最優先。右打ちがいい」と球団首脳が言っていたにもかかわらず、右打ちの長野指名には踏み切れず、左打ちの松本は横浜に持っていかれた。NTT西日本の146キロ左腕、藤原も楽天に奪われ、落ち着いたのは奈良産大の148キロ右腕、蕭。当初の狙いとは全く違った阪神の08年ドラフトだった。。
[ 2008年10月31日付 ]

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