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日体大 パラ五輪目指すアスリートの奨学金制度 4年10億円

[ 2016年10月4日 05:30 ]

日本財団はパラアスリート奨学金制度を発表。(左から)日本財団の笹川陽平会長、辻沙絵、日体大の松浪健四郎理事長
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 日本財団は日体大とその系列高校の在籍者、または来春の入学希望者で、パラリンピックなどを目指す障がい者アスリートを対象とした奨学金制度を設立すると発表した。

 遠征や用具などの活動費のほか学費、寮費、生活費も含め1人年間約500万円の給付を計画している。17年度から実施で、対象者は最大50人。日本財団は4年間で約10億円の拠出を準備しており、笹川陽平会長は「世界レベルを目指す選手にチャンスを広く提供したい」と説明した。

 日体大は陸上部に「パラアスリート部門」を設けるなど、いち早く障がい者スポーツの強化に乗り出しており、松浪健四郎理事長は「東京パラリンピックまでそれほど(時間は)ないが、一人でも多くのスターが誕生すれば」と話した。リオデジャネイロ・パラリンピックの陸上女子400メートルで銅メダルを獲得した4年生の辻沙絵も「東京大会でメダルを獲得する選手が私に続いて多く出てきてほしい」と期待を寄せた。3日から募集を開始し、年度末に選考する予定。

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2016年10月4日のニュース