ブラジル・スポーツ相　成功強調も…国民６２％が「損害もたらした」

　リオ五輪の閉幕に合わせてブラジルのピシアニ・スポーツ相が２１日、記者会見し「ホスト国としての使命は果たせたと自負している」と、大会の「成功」を強調した。

　一方、地元紙エスタド・ジ・サンパウロが２１日に伝えた世論調査の結果によると、五輪開催を巡るブラジル国民の評価は分かれている。五輪開催が「利益よりも損害をもたらした」との回答は６２％に上り「利益の方が大きい」の３０％を上回った。

　ただ５７％が「外国でのブラジルのイメージは良くなる」とも回答。同紙は「五輪は“成功した浪費”だった」との見方を示した。