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ロクテら処分も 強盗被害ウソ通報IOC本格的調査へ

[ 2016年8月21日 05:30 ]

強盗被害にあったことがウソだったことがばれたロクテ(AP)

 国際オリンピック委員会(IOC)は19日、リオ五輪の競泳男子で金メダルを獲得したライアン・ロクテ(32)ら米国のリレーチームの4人が虚偽の強盗被害を警察に通報した問題で、規律委員会を設け、本格的な調査に乗り出す方針を明らかにした。事態を重くみて処分を科す可能性が出てきた。

 この問題でロクテは写真共有アプリ「インスタグラム」で「(事実を)慎重、率直に伝えなかった。責任を受け入れる」と、うその通報を認めて大会主催者に謝罪。共同電によると、米国オリンピック委員会(USOC)も、主催者やブラジル国民にわびた。

 USOCによるとロクテらは14日早朝、パーティーからタクシーで選手村に戻る途中、ガソリンスタンドでトイレを破損し、警備員に銃を向けられた。修理費を要求され、金を支払ってその場を立ち去ったという。直後の米NBCテレビのインタビューでは「偽警官に襲われ、頭に銃を突きつけられた」などと証言していた。

 五輪で通算12個のメダルを獲得した“国の英雄”も、ネット上では「国の恥」などとバッシングの嵐となっている。

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2016年8月21日のニュース