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「負けてなお凄い」沙保里とマルーリス、千代の富士と貴花田の関係と話題に

[ 2016年8月19日 15:49 ]

米国のヘレン・マルーリス(右)に敗れ、顔を手で覆う吉田沙保里(AP)

 五輪4連覇を阻まれたレスリング女子の吉田沙保里(33=フリー)。その吉田を破ったヘレン・マルーリス(24=米国)が、かつて吉田が女王の座から引きずり降ろした山本聖子さん(35)の元教え子だったことが話題となっている。

 2015年9月、吉田は日本テレビ「スッキリ!!」に生出演した際、自身のターニングポイントとなった試合として山本さんに勝った一戦を挙げていた。01年全日本選手権準決勝で山本に敗れた後、個人戦200連勝を重ねた吉田。全ての対戦相手が記載されたボードを感慨深げに眺め、「04年の全日本選手権で山本聖子さんに勝った試合が一番心に残っていますね」と話した。

 その後山本さんは2013年の6月、米国女子レスリングナショナルチームのコーチに就任。現在は既に退任しているが、当時指導した選手のひとりがマルーリスだったと、一緒に暮らす米大リーグ、テキサス・レンジャーズのダルビッシュ有投手(30)がツイッター上で明かし、一気に話題が広がった。

 お笑いコンビ「浅草キッド」の水道橋博士(54)が反応したツイッターユーザー古麦氏のツイートでは、「吉田沙保里に勝ったヘレン・マルーリスが山本聖子の教え子だったとは…。世界王者だった山本聖子に勝ってアテネに行ってそこから五輪3連覇した吉田、その吉田の4連覇を阻止したヘレン。まるで貴ノ花―千代の富士―貴花田を見るようだ」とつづられ、さらに「負けてなおこんなドラマをつくれるなんて凄いじゃないか吉田沙保里!」と、胸を熱くするつぶやきが広がっている。

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2016年8月19日のニュース