×

吉田沙保里、五輪4連覇王手!伊調に続く偉業達成へ決勝進出

[ 2016年8月19日 00:59 ]

<女子レスリング・53キロ級準決勝>決勝進出を決め、笑顔で手を振る吉田

リオデジャネイロ五輪 レスリング女子53キロ級

(8月18日)
 レスリング女子53キロ級が行われ、五輪4連覇を狙う吉田沙保里(33=フリー)が準決勝でベツァベス・アルゲリョ(ベネズエラ)を破り決勝進出を決めた。銀メダル以上が確定し、17日の伊調馨(32=ALSOK)に続く五輪個人種目4連覇へ王手をかけた。

 初戦となった2回戦はアゼルバイジャンのナタリア・シニシンと対戦。慎重な戦いとなった第1ピリオドは1―0で終えたが、第2ピリオドで場外への押し出しや、タックルからバックをとるなど着実にポイントを追加し4―0と勝利した。準々決勝のイザベル・サンブ(セネガル)戦は第1ピリオドでバックをとってからローリングで6ポイント、第2ピリオドも3ポイント取り9―0と圧勝した。

 現在、五輪と世界選手権を合わせて16大会連続制覇中だが、3歳のころから指導を受け、2年前に亡くなった父・栄勝さん不在で臨む五輪は初めて。

 最後の五輪と位置づけ「4連覇は父との約束。絶対に達成しなければいけない」と父に叩き込まれた魂のタックルを武器に、最後の金メダルへ向かって突き進む。

続きを表示

この記事のフォト

2016年8月19日のニュース