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張本氏、水谷に「喝」の真意…団体メダル称賛も「負けた人称えないと」

[ 2016年8月17日 08:00 ]

勝利の瞬間、雄たけびをあげながら倒れ込む水谷

リオデジャネイロ五輪卓球男子団体準決勝

(8月15日)
 水谷は華麗なラリーと同様、名ゼリフも次々と決めてみせる。男子シングルスで銅メダル獲得後の派手なガッツポーズに対し、スポニチ本紙野球評論家の張本勲氏(76)が14日放送のTBS系「サンデーモーニング」で「やっつけた、という態度を取っちゃ駄目。ガッツポーズは肩の下まで」と“喝”を出したと聞くと、地球の裏側で即座に反応。「話題になっているし、もちろん知っています。(喝は)ビックリしました」とした上で「遊びじゃなくて、命を懸けているので(自然と出る)。相手も命を懸けて来る。戦場ですから」と理解を求めた。

 張本氏は16日、男子団体で水谷らの日本が決勝進出を決めたことを「あっぱれ!努力のたまものでしょう。金メダルを獲ったら“大あっぱれ”だよ。その強さを東京五輪まで続けていってほしい」と称えた。一方で、スポーツ界の先輩からのアドバイスという“喝”の真意も説明。「水谷選手はあれだけの力がある。強くなればなるほど、負けた人の健闘を称えないと。それが日本人、スポーツマンの美徳なんだから」と改めて訴えた。

 張本氏自身、通算3000安打を本塁打で飾った際に「思わず帽子を放り投げてしまい、後で恥ずかしくなって相手投手に謝った」という。決勝は「テレビで見たいね」と、金メダル獲得で水谷に“大あっぱれ”を出すことを願っていた。

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2016年8月17日のニュース