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20年東京五輪監督に川崎F・風間監督浮上 広島・森保監督も

[ 2016年8月11日 08:00 ]

20年東京五輪の監督候補に浮上した、川崎Fの風間監督

 東京五輪に向けた動きが明らかになった。監督候補に川崎Fの風間監督が浮上していることが判明。日本協会の田嶋会長はスウェーデン戦後にスタジアムで取材に応じ「(監督人事については)技術委員会でしっかりと考えてやっていただかないといけない」と話すにとどめたが、複数の関係者によると、水面下では広島の森保一監督(47)とともに今季J1の年間勝ち点で1位を走る川崎Fの指揮官が候補に挙がっているという。

 風間監督は06年8月から日本協会の特任理事、08年7月からは理事を務めた。関係者によれば、当時、専務理事や副会長だった筑波大の先輩である田嶋氏の要請を受けてのもので、2人はじっこんの間柄。東京五輪代表の監督人事には田嶋会長の意向が強く働くため、正式なオファーに発展する可能性も高いという。

 東京五輪世代のU―19日本代表は内山篤氏(57)が監督を務め、10月にU―20W杯アジア予選があるが、敗退した場合は新体制へと移行する。風間氏、森保氏は現在、Jクラブの監督を務めているため、白羽の矢が立った場合、就任は早くても来年初めとなる。

 東京五輪世代はG大阪のFW堂安やリオ五輪代表に練習パートナーとして同行した磐田のFW小川航ら有望株がおり、前バルセロナでFC東京U―18に所属するFW久保の“飛び級招集”も期待される。メダル獲得がノルマとなる地元開催の五輪へ、タレントをまとめ上げる指揮官が誰になるのか。日本協会の判断が注目される。

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