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浅野 崖っ縁日本救う!連続ジョーカー弾の誓い「僕が出れば何とかする」

[ 2016年8月7日 08:54 ]

日本史上初の途中出場で2戦連発だ!コロンビア戦に向けた練習でランニングする浅野(右奥)

リオデジャネイロ五輪男子1次リーグB組 日本―コロンビア

(8月7日 マナウス)
 サッカーのリオデジャネイロ五輪代表は、7日(日本時間8日)に1次リーグ第2戦コロンビア戦(マウナス)を迎える。4―5で敗れたナイジェリア戦から一夜明けた5日、チームはマナウス市内で軽めの調整。FW浅野拓磨(21=アーセナル)は日本史上3人目、途中出場なら史上初となる2戦連発へと意気込んだ。連敗すればグループリーグ敗退が決まる一戦で、崖っ縁に立たされた手倉森ジャパンを救う。

 追い詰められても、ジャガーは後ずさりすることはなかった。衝撃的な5失点で敗れたナイジェリア戦から一夜明け、チームはナイター練習で軽めの調整。個々で話し合う選手もいる中、浅野は全体メニューの後に腕立て伏せや腹筋などを黙々と消化した。負ければグループリーグ敗退が決まるコロンビア戦へ、もう気持ちは切り替えた。

 「悔しさをぶつける準備はできている。窮地に立たされているときに何ができるか。次の試合でも自分のゴールで貢献できれば」

 途中出場から後半25分に五輪初得点を奪ったナイジェリア戦。勝利につながらなかったことで満足感はないものの、「この舞台でもやれる」という手応えをつかんだ。第2戦でもネットを揺らせば、日本では64年の杉山隆一、12年の大津祐樹に続く史上3人目の2戦連発。途中出場での連発なら、史上初めての快挙となる。

 初先発の可能性がある中で、限られた時間でも結果を出す自信はある。「途中からという立場なら、最低でも1点を追う状況だったら僕が出れば何とかする気持ち」。ナイジェリア戦は2点ビハインドでピッチに送り込まれ、起用後に5点目を失った。リードを広げられ、追い上げは難しくなった。同点、もしくは1点差なら――。殊勲のゴールを叩き込むイメージはできている。

 メダル獲得とともにひとつの目標がある。「見ていて気になる」と語る、ジャマイカの陸上短距離選手ウサイン・ボルトが暮らす選手村への入村だ。「行きたいですね。お母さんに“選手村はあんまり良くないらしい”と聞いたけど、それでもちょっと行ってみたい」。サッカー競技は会場が分散しているため、日本がリオデジャネイロにたどり着けるのは準決勝以降。志半ばで終戦を迎えるわけにはいかない。

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