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日本人「パシスタ」工藤めぐみさん 開会式にダンサーとして参加

[ 2016年8月7日 05:30 ]

リオデジャネイロ五輪の開会式で踊る工藤めぐみさん

リオデジャネイロ五輪開会式

(8月5日 マラカナン競技場)
 開会式では、ブラジルの移民の歴史を紹介するパフォーマンスが行われた。リオのカーニバルで激しい踊りを披露するパレードの華「パシスタ」として活躍する神戸市出身の日本人、工藤めぐみさん(30)がダンサーとして参加した。

 工藤さんは自身のブログで、「神戸生まれで9歳の時に阪神淡路大震災を経験した。震災をきっかけに落ち込んだ気持ちを元気にするために、9歳でサンバを始めた」ことや、「19歳で単身、リオデジャネイロに渡り、もうすぐ12年目に入る」ことなども明かしていた。リオと神戸は姉妹都市で、サンバは身近にあった。

 工藤さんは08年の秋にスペシャルチームの中でも人気の高い「サウゲイロ」のパシスタ(花形ダンサー)に合格。09年のカーニバルで16年ぶりのチーム優勝に貢献するとともに、日本人パシスタとして初優勝を飾った。4年後に迫った東京五輪。ブログにも、「東京都オリンピックの架け橋になりたい」と抱負を書き込んでいた。

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2016年8月7日のニュース