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長嶋さん「大変素晴らしい」王会長ホッ「長かった」

[ 2016年8月5日 05:30 ]

野球・ソフトボールが正式種目に決まり会見するソフトバンク・王球団会長

20年東京五輪追加5種目正式決定

(8月4日)
 待ち望んだ野球競技の復活に、巨人・長嶋茂雄終身名誉監督は「大変素晴らしく、これほどうれしいことはありません」と喜びのコメントを発表した。

 自身も04年アテネ五輪で監督を務めたが、4年後が待ち切れない様子で「侍ジャパンの精鋭たちが日の丸の旗の下に集い、世界と戦う姿をこの日本で観戦し、国民の皆さまと感動を分かち合えるのだと思うと、今から20年が待ち遠しくてたまりません。全国民が力を合わせれば最高のオリンピックになると確信しております」と期待した。

 また、野球競技復活に尽力したソフトバンクの王貞治会長は「長かった。これだけ難航するとは思わなかった。最悪のことも考えてしまうくらい」とホッとした表情。その上で「二度と正式種目から外される悲しい思いはしたくない。日本でこれだけ国民のみなさんに支えられる野球が、世界ではごく一部の地域のスポーツ。サッカーはW杯がある。野球はまだワールドではない」と世界的普及を課題に挙げた。

 一方で選手派遣に消極的姿勢の大リーグには「五輪は特別。野球界も今までと違う形で対応しなければいけない」とした。

 ▼全日本野球協会・市野紀生会長 ホッとしたが、これからがスタート。野球はNPBと一体。野球界の若い選手を含めて夢が膨らんだという意味で、雰囲気を高めていく努力をしていきたい。

 ▼巨人・高橋監督 私自身が続けてきたスポーツだし1回(アテネ五輪で)出させてもらっている。競技として復活するのはうれしく思います。

 ▼日本ハム・大谷 選ばれるまでの過程や取り組みとかもあったし、うれしく思う。(東京五輪まで)遠いようで短い。はっきりとしたイメージはないが、野球界の上の方でやれる選手でありたい。

 ▼巨人・菅野 素晴らしいことだと思う。その時に日本代表の中心選手でいられるように、頑張って結果を出したい。

 ▼阪神・藤浪 野球をしているうちに東京で五輪をやることはもうないと思う。活躍して出場できるように頑張りたい。

 ▼楽天・松井裕 4年後は中心になっている世代。日本代表に上りつめられるようシーズンを戦っていきたい。

 ▼楽天・オコエ 4年後、どうなっているか分かりませんが、まずは今を頑張ります。

 ▼ロッテ・平沢 今しっかりやらないとその先はないので、今やれることをしっかりやりたい。

 ▼ヤンキース・田中 野球がまた五輪を通じて盛り上がればいい。(08年北京五輪で)世界各国と重圧のかかる舞台で勝負できたのは、本当にいい経験になりました。

 ▼ドジャース・前田 五輪メダルは特別なもの。(ド軍と8年契約を結ぶ自身の出場には)僕にとっては出られていないことの方がいいことだと思う。

 ▼稲葉篤紀氏(侍ジャパンコーチ)JAPANの中で五輪は特別。若い選手にはそれを感じつつメダルを獲ってほしい。

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2016年8月5日のニュース