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男子1600Mリレー繰り上げ出場 日本の伝統種目9大会連続

[ 2016年7月26日 05:30 ]

繰り上がりでリオ五輪出場が決定し笑顔を見せる1600メートルリレーの(左から)金丸、ウォルシュ、佐藤、田村、北川、加藤

 ロシア陸上チームの参加禁止余波で、男子1600メートルリレーで日本が繰り上がり当選した。日本陸連は25日、同種目のリオ五輪出場権を獲得したと発表。国際陸連から通知があった。04年アテネ五輪で4位に入っている伝統種目はギリギリのところで9大会連続出場にこぎつけた。

 通達がなかなか来ず、選手はモヤモヤした気持ちで山梨合宿を過ごしていた。金丸は「スッキリ決められなかったのが日本の現状。強いマイルに返り咲けるように一丸で頑張りたい」と復権を誓った。既に候補として選出されていた加藤修也、北川貴理、田村朋也、佐藤拳太郎が正式に代表に決まった。国際陸連の最終ランキングで、日本は9番目(五輪出場権を持つ8チームを除く)。当確の8番目までに入れなかったが、3番目のロシアが外れたことで権利が回ってきた。

 ◆北川 貴理(きたがわ・たかまさ)男子400メートルで福井・敦賀高2年時の13年日本ユース優勝。15年世界選手権1600メートルリレー出場。順大。1メートル77、68キロ。19歳。福井県出身。

 ◆加藤 修也(かとう・のぶや)男子400メートルで静岡・浜名高3年だった13年に高校歴代2位の45秒69。14年世界ジュニア選手権銀メダル、16年日本選手権2位。早大。1メートル85、72キロ。21歳。静岡県出身。

 ◆田村 朋也(たむら・ともや)15年に日本選手権男子400メートル3位、世界選手権1600メートルリレー出場。愛知・名古屋大谷高、中京大出、住友電工。1メートル78、70キロ。23歳。愛知県出身。

 ◆佐藤 拳太郎(さとう・けんたろう)男子400メートルで15年に織田記念優勝、アジア選手権3位、日本選手権では2位。埼玉・豊岡高出、城西大。1メートル73、64キロ。21歳。埼玉県出身。

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2016年7月26日のニュース