×

池江 自由形ストロークテンポUP「五輪で決勝目指したい」

[ 2016年5月3日 06:55 ]

酒井夏海(左)と談笑する池江璃花子

 競泳のリオデジャネイロ五輪日本代表の強化合宿が2日、東京都北区の国立スポーツ科学センターで公開され、淑徳巣鴨高1年の池江璃花子(15=ルネサンス亀戸)は「自由形は前半から行けば、もう少しタイムアップすると思う。ストロークテンポを上げたい」と飛躍を誓った。

 五輪選考会では4種目で代表権を獲得。個人では100メートルバタフライで切符を手にしたが、100メートル自由形は優勝した内田美希に前半で水をあけられて2位だった。以前は自らレース分析を行うことはなかったが、向上心も生まれてレース後にビデオで振り返った。そこで、内田とのテンポの差に気がついたという。

 1メートル84の長いリーチを生かした少ないストローク数こそ15歳の武器。それだけに「泳ぎの形は変えない」と長所は残す考え。ゆっくりと動いていた水車が高速回転した時、池江は次のステージに上がる。水をかき急いで泳ぎのバランスを崩す選手もいるが、スーパー女子高生は「日本ではトップでも世界は10番にも入っていない。五輪では決勝を目指したいし、自己ベストを出すように頑張りたい」と覚悟をにじませた。

続きを表示

2016年5月3日のニュース