船木氏　村主氏　ソチ五輪緊急検証「勝つには運も必要なのかな」

ソチ五輪について熱く語る村主章枝氏

　９８年長野五輪ジャンプ・ラージヒルで個人、団体金メダルの船木和喜氏（３８）、０２年ソルトレークシティー五輪フィギュアスケート５位、０６年トリノ五輪４位の村主章枝氏（３３）が４日、ソチ五輪の日本選手の活躍について検証した。

　スポーツ振興支援と国民の体力づくりを考える異業種交流勉強会「第２８回スポーツニッポンフォーラム」が東京・竹橋のＫＫＲホテル東京で開催され、約２００人が参加。シンポジウムでは「緊急検証　ソチ五輪」と題し、スポーツジャーナリストの二宮清純氏（５４）、船木氏、村主氏をパネリストに、元ＮＨＫアナウンサーで現スポーツジャーナリストの島村俊治氏（７２）の司会進行で、約１時間にわたり活発な意見が交わされた。

　メダルを８個獲得した日本勢について、二宮氏は「総じて言えば成功だと思う。メダルを逃した（女子ジャンプの）高梨選手も、これが競技人生の始まり」と称えた。

　船木氏は「不利な風の中での競技だったが、彼女は風のせいにしなかった」と擁護。村主氏はフィギュアスケートの浅田真央について「ＳＰは最終滑走だったが前に地元のロシア選手が滑って会場が盛り上がった。勝つには運も必要なのかな」と話した。