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このまま引退か…高橋大輔 世界選手権欠場

[ 2014年3月5日 05:30 ]

右膝痛のため世界フィギュアの欠場を決めた高橋

 日本スケート連盟は4日、フィギュアスケート男子でソチ五輪6位の高橋大輔(27=関大大学院)が右膝故障のため、26日開幕の世界選手権(さいたまスーパーアリーナ)を欠場すると発表した。高橋は昨年11月末に右膝を痛め、全日本選手権に強行出場。集大成として臨んだソチ五輪でも患部は万全ではなく、メダルに届かなかった。

 この日、発表された欠場理由は「右脛骨(けいこつ)関節軟骨損傷による慢性膝関節炎」で、激しいスポーツ活動は困難で、5~6週間の安静加療が必要。高橋は日本連盟を通じ、「選ばれたからには無理をしてでも、と悩みましたが、安静加療が必要なこと、今後も自分の膝とは長い付き合いをしていかなくてはいけないことから、大変残念ですが、欠場という結論に至りました」とコメントした。

 今季最終戦を欠場したことで、集大成のシーズンは終了。このまま現役引退の可能性もあるが、ソチ五輪後に「まだはっきりと決めていない。ゆっくり時間を持った時に考えていきたい」と話していた。今後は「一日でも早く皆さまの前でスケートができるよう、日々の体の変化に対応しながら、治療に専念したい」とし、4月以降のアイスショーへの出演を目指す。世界選手権には高橋の代わりに、補欠だった小塚崇彦(25=トヨタ自動車)が出場する。

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2014年3月5日のニュース