真央　ＳＰへ抱負「あまり最後と思わず…悔いなく終わりたい」

１９日のＳＰを控え、練習する浅田麻央

　ソチ五輪のフィギュアスケート女子は１９日午後７時（日本時間２０日午前０時）からショートプログラム（ＳＰ）が行われる。日本代表３人が１７日、記者会見し、ＳＰで最終３０番滑走に決まった浅田真央（中京大）は集大成と位置づける五輪に向け「あまり最後と思わず、でも悔いなく終わりたい。団体では練習してきたことを発揮できなかったので、個人戦では練習通りの演技ができるようにしたい」と抱負を語った。

　２大会連続出場の鈴木明子（邦和スポーツランド）は「自分がやってきたことを出すことは、ほかの試合と同じ。ぶれずにやりたい」と話し、初出場の村上佳菜子（中京大）も「（師事する）山田満知子先生からは、やるべきことを出すだけだから、楽しもうねと言われた。今もすごく楽しい」と本番に臨む気持ちを語った。

　会見前に３人は練習リンクで調整し、浅田は鍵となる３回転半を続けて成功させるなど状態の良さをうかがわせた。ＳＰの音楽をかけ、技のつなぎやステップをチェック。練習時間の後半にフリーに組み込む３連続ジャンプを鮮やかに決めた。

　２４番滑走の鈴木はＳＰの曲をかけた練習で構成に入れる２連続３回転、３回転フリップ、２回転半を着氷した。２０番の村上はフリーの音楽をかけてステップや振り付けを確認し、その後２連続３回転を披露するなど好調だった。（共同）