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団体では金だ!4人全員15位以内で一気に有力候補

[ 2014年2月17日 05:30 ]

銀メダルに笑顔の葛西

ソチ五輪ジャンプ男子ラージヒル

 惜しくも逃した金メダル奪取は、17日の団体戦(日本時間18日午前2時15分)が今大会でのラストチャンスになる。ラージヒルでは日本の4選手全員が15位以内に入った。有力選手が風に翻弄(ほんろう)された部分もあり、一概に他国との力を比較できないのは確かだが、十分に金メダル候補の一角に浮上した。

 葛西も五輪5度目の団体戦に向けて「まだ団体戦も残ってますし、金メダルを狙えるぐらい日本チームのレベルは上がってきている」と手応えをつかんでいる。銀メダルで長野五輪の悔しさを晴らせたかと聞かれると「うーん、7割ぐらいは晴らせたんじゃないか。残りの3割は団体戦で晴らしたい」と力を込めた。

 横川朝治ヘッドコーチも大黒柱としての活躍を期待する。「ジャンプ台の右面と左面で向かい風と追い風になっているような難しい状況。空中の進みが今は世界で一番速いので、そういう状況でも一番確率の高い選手」と評価した。団体戦では渡瀬を加えた5人から選ぶメンバー選考、飛ぶ順番も鍵を握る。それぞれに故障や体調不良を抱えて暗いニュースが続いていたが、それらを払しょくするメダル獲得。横川コーチも「重い雰囲気がずっとあったけど少し晴れた。これで団体戦が楽になった」と手応え。昨年11月のW杯団体戦では3位だったが、日の丸飛行隊の復活金メダルも期待できそうだ。

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2014年2月17日のニュース