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沙羅「だいぶ戻ってきた」 最終調整3回とも100M越え

[ 2014年2月11日 06:00 ]

公式練習に臨む高梨沙羅

 ノルディックスキーの新種目、ジャンプ女子の優勝候補で17歳の高梨沙羅(クラレ)が10日、試合会場(HS106メートル、K点95メートル)での最終調整で3回とも100メートルを越え、好仕上がりを示した。11日午後9時半(日本時間12日午前2時半)開始の本番に向け「3日間の練習で一番良かった。スピードもだいぶ戻ってきた」と自信をのぞかせた。

 修正点に挙げた助走姿勢への入り方が「だいぶ固まった」との手応えを得て、最後は101・5メートルを飛んだ。30歳のダニエラ・イラシュコ(オーストリア)も2回目に101・5メートルをマークするなど引き続き好調で、金メダルを争う強敵になりそうだ。

 19歳の伊藤有希(土屋ホーム)は1回目に100メートルを飛ぶなどまずまず。17歳の山田優梨菜(長野・白馬高)は79・5メートルが最長だった。

 ▼高梨沙羅の話 助走のスタートによって重心の位置が前後に変わってくるので、大切に組んだ。五輪でもやることは同じなので、いいイメージだけを持って過ごしたい。

 ▼伊藤有希の話 3回とも惜しいジャンプが続いたので、合わせればもっと伸びると思う。助走は良かったのでテークオフにつなげたい。試合でかみ合えばいい。

 ▼山田優梨菜の話 ずっと助走が乗れていなかったが、少しずつ良くなっている。試合では今できることを精いっぱいやって笑顔で飛べればいい。(共同)

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