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パナソニック、東京五輪の演出照明獲得へ スカイツリーで実績

[ 2013年12月25日 18:51 ]

 パナソニックは25日、七夕やクリスマスなど四季折々の特別点灯で知られる東京スカイツリーの「演出照明」を手掛けた実績を生かし、2020年開催の東京五輪で照明分野の受注獲得を目指すと発表した。

 東京五輪では、選手村や競技場、宿泊施設で演出照明の需要が見込まれる。屋内スタジオや舞台向けでの導入実績もアピールし、受注につなげたい考えだ。発光ダイオード(LED)照明などを使った演出照明の売上高は現在、約80億円で国内シェアトップ。18年度までに100億円を目指す。

 パナソニックはLED照明に力を入れており、20日には、香川県綾川町で子会社が手掛けるハロゲン電球や豆電球の生産を14年にも終了し、LEDを除く光源の事業を大阪府高槻市の拠点に集約すると発表した。

 今後は演出照明に加えて、中国やインド、東南アジアを中心に海外で住宅向けなどにLED照明の販売を拡大。照明事業の15年度の売上高を12年度比約15%増の3450億円とする目標だ。

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2013年12月25日のニュース