協栄ジム　村田獲り資金確保「熱が冷める前に動く」

　ロンドン五輪のボクシング・ミドル級金メダリスト、村田諒太（２６＝東洋大職）の獲得を目指す協栄ジムの金平桂一郎会長（４６）が、獲得資金を確保した。

　金平会長は１６日、都内で会見を開き、投資ファンドなどを運営する「Ｆｒｅｅ　Ａｇｅｎｔ　Ｓｔｙｌｅ　Ｈｏｌｄｉｎｇｓ」（本社・東京都港区）と業務提携したことを発表。同席した同社の与沢翼会長（２９）は「３億円のファンド資金がある。話題の熱が冷める前に動かないと」と村田獲得に意欲を示した。

　超スター候補を獲得する上での契約金を「１億円と考えている」と金平会長。それでも「ただお金を積めば、とは全く考えてない」と金メダリストへの敬意も忘れていない。村田側との接触について、日程などの明言は避けたが「話を聞いていただきたい」と話した。

　また、与沢会長はＷＢＣ世界スーパーフライ級王者・佐藤洋太（２８＝協栄）の対戦候補に、ＷＢＡ世界バンタム級王者・亀田興毅の名前を挙げ、「ファイトマネー５０００万円を用意する。１年以内にやりたい」と熱望した。