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へそ出しユニホームを非難、銀メダリストの国籍剥奪を

[ 2012年8月15日 09:00 ]

 ロンドン五輪の陸上女子3000メートル障害で6日に銀メダルを獲得したチュニジアのグリビ選手に対し、ユニホームが反イスラム的だったとして国内のイスラム保守派が国籍剥奪を主張している。AP通信が14日伝えた。

 グリビ選手は女子選手に一般的なへそが見えるセパレートのユニホームで出場。チュニジア女性初の五輪メダリストとなったが、保守派はインターネットの交流サイトなどで「肌を露出しすぎだ」と非難した。

 イスラム保守派はまた、オープンウオーター男子10キロで金メダル、1500メートル自由形で銅メダルに輝いたメルーリ選手について、ラマダン(断食月)なのに競技前にジュースを飲んだことも批判している。ラマダン中の五輪選手に関しては、旅行中のため断食しなくてよいとの解釈もある。

 チュニジアはアラブで最も西洋的な国の一つだが、昨年の革命後、イスラム保守派が台頭している。(共同)

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2012年8月15日のニュース