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なでしこ五輪視聴率30・2%!今年放送番組で4位

[ 2012年7月31日 06:00 ]

<日本・スウェーデン>前半、敵陣に攻め込む川澄(中央左)と鮫島(同右)。右は大儀見

 NHK総合が28日夜に生中継したロンドン五輪サッカー女子1次リーグ「日本―スウェーデン」の視聴率は午後8時~同47分の前半が24・3%、同55分~同10時5分の後半が30・2%(ビデオリサーチ調べ、いずれも関東地区)だった。

 今年放送の各局番組の中で4位。6月にテレビ朝日が放送したサッカーW杯ブラジル大会アジア最終予選の日本代表の3試合(35・1%、31・6%、31・1%)に次ぐ高視聴率となった。瞬間最高は午後9時48分の40・1%で試合終了直前のロスタイム。NHK関係者は「土曜の午後8時という時間帯で在宅率が高く、なでしこジャパンの引き分けという白熱した試合をより多くの人に見ていただけたのでは」とみている。

 28日午前5時から放送した開会式の生中継は24・9%。瞬間最高は午前8時37分の38・4%で、聖火点灯直後に花火が上がった場面。日本選手団の入場時は29・9%。

 開会式直後のニュース番組「おはよう日本」の平均視聴率も28・6%と高数字。この1週間の番組視聴率ではトップ10のうち、8番組で五輪効果があったことになる。

 前回08年8月8日、午後8時55分からNHKが放送した北京五輪の開会式は37・3%。

 これまでの主なロンドン五輪中継では、高視聴率のほとんどがNHK。フジテレビが29日深夜に放送したサッカー男子1次リーグの「日本―モロッコ」は9・2%。テレビ関係者の間では、同時間帯にNHKBS1でも放送していたため、この数字にとどまったとの見方が強い。民放関係者は「民放とともに負担する放送権料の多くをNHKが支払っているため、NHKがそれに見合った中継種目を先に選び、残りを民放各社で分担している状況。NHKのBSの放送もあれば、民放を見ずにそちらを見る人も多く、この時期にNHKが強いのは当然なのかも」とみている。

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2012年7月31日のニュース