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怪物・江川超え!?銅メダル萩野 作新学院の「顔」だ

[ 2012年7月31日 06:00 ]

 ロンドン五輪競泳男子400メートル個人メドレーで銅メダルを獲得した萩野公介(17)が通う作新学院高校(栃木県)が歓喜に沸いている。米国のマイケル・フェルプス(27)を破り、競泳で男子高校生が56年ぶりに表彰台に上がった偉業に、特別な表彰で称えることも検討。また、銅メダルを獲得したアーチェリー女子団体の“3人娘”の勤務先なども祝福ムードに包まれ、メダルラッシュに日本列島中が興奮した。

 元プロ野球巨人の江川卓氏(57)ら、スポーツ界を中心に多くの著名人を輩出している同校だが、萩野の偉業には広報担当者も「出場するだけでも凄いと思っていたが、よもやメダルを獲るとは」と大興奮。日本時間29日未明の決勝戦は教員らが校内で中継を見ながら応援し、「まさかのうれしい驚きです」と喜んだ。

 同校では全国大会で優勝するなど顕著な活躍をした生徒には、「栄光を称える」としたためた表彰状を贈っている。萩野については「わが校で前人未到のことなので、別の表彰を検討する可能性もある」(広報担当者)という。

 毎年9月に同校が発行する学校紹介の雑誌で、全国大会で優勝した生徒らの中から選ばれる「作新の星」のコーナーは「今年は萩野君で決まりでしょう」(広報担当者)。決勝戦での写真などをふんだんに使い、複数ページにわたる特集になりそうで、普段は風景写真などの表紙も萩野が飾る可能性もある。

 萩野が表彰台に上がった29日には、同校野球部の3季連続甲子園出場が決まった。吉報が続き、学校には報道陣からの問い合わせが殺到、教員は甲子園に応援に行く生徒の引率の準備などで大忙しという。

 同校OBには歌手の斉藤和義(46)もいる。昨年放送され、最終回の平均視聴率が40・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した日本テレビのドラマ「家政婦のミタ」の主題歌「やさしくなりたい」で注目されており、広報担当者は「萩野君の歌を作ってほしい」とラブコールを送る。萩野の帰国後に検討している同校での祝賀セレモニーにも「ぜひ来てもらいたい」と話した。

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2012年7月31日のニュース