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あと一歩…中矢 銀メダルにも「自分が甘かった」

[ 2012年7月31日 00:42 ]

男子73キロ級で金メダルを獲得したロシアのイサエフ(左)とともに、笑顔で銀メダルを見せる中矢力

ロンドン五輪 柔道男子73キロ級

 ロンドン五輪の柔道男子73キロ級決勝で、中矢力(ALSOK) はイサエフ(ロシア)に敗れ銀メダルとなった。この階級が71キロ級だった1996年アトランタ五輪の中村兼三以来となる金メダル獲得はならなかったが、男子柔道勢では60キロ級銀メダルの平岡、66キロ級銅メダルの海老沼に続く、男子3つ目のメダルとなった。

 ここまで得意の寝技で勝ち上がって来た中矢だったが、1分30秒に逆十字固めを決められるなど劣勢に。3分30秒には、すくい投げを試みたが、逆に返され、相手に有効ポイントを与えてしまった。

 その後は得意の寝技で押さえ込みで反撃に出たが及ばなかった。

 試合後、中矢は「日本代表として出場したので金メダルを取らなければならなかった。この色のメダルはあまりうれしくない」と涙。「まだまだ自分が甘かったということ。日本に帰って反省して次に生かしたい」と語った。

 ▽篠原信一・男子監督の話 中矢はよくやった。ここにしっかり合わせて仕上げてきた。ただ、有効を取り消したあの判定は何なんだろうと思う。

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