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八木かなえ12位ホロ苦デビュー リオこそメダルを

[ 2012年7月30日 06:00 ]

重量挙げ女子53キロ級 ジャークで109キロに成功し、笑顔で引き揚げる八木かなえ

ロンドン五輪重量挙げ女子53キロ級

 急成長のホープはほろ苦い五輪デビューとなった。29日の女子53キロ級で、エントリー重量の下位8選手によるB組に出場した八木かなえ(金沢学院大)はスナッチ82キロ、ジャーク109キロのトータル191キロで同組5番目の成績に終わった。

 目標だったトータル195キロの自己記録更新には4キロ及ばず、12位に終わった。立ち上がりのスナッチは「緊張して力が入ってしまった」。1回目でタイミングが合わず、82キロのバーベルを一度持ち上げたが前に落とした。2回目はもたつきながらもクリアしたが、3回目の85キロは後方に落とした。

 気持ちを入れ替えて臨んだジャークは、2回目で109キロを持ち上げたが審判員からは成功と認められなかった。それでも「最低限のことはできた。五輪で自分の試技ができたことは自信になる」と満足感もあった。

 女子48キロ級で三宅が銀メダルを獲得し「メダルを獲ると見ている人も感動する。メダルのパワーは凄い」と話した。「自分も4年後に頑張って、力がついてくればメダルという目標も立てられる」。早くもリオデジャネイロ五輪に思いをはせた。

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2012年7月30日のニュース