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体張ったDF陣!吉田主将、チーム力に自信「日本のレベル示す」

[ 2012年7月30日 03:21 ]

前半、パスを出す吉田。後方はGK権田
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ロンドン五輪男子1次リーグD組 日本1-0モロッコ

(7月30日 ニューカッスル)
 関塚ジャパンは思わぬ苦戦を強いられた。選手たちは、試合後に口を揃えて「体が重かった」とコメント。初戦のスペイン戦から中2日で臨んだ一戦は、自身のコンディションとの戦いにもなった。

 また、相手のモロッコは負ければ後がない状況でこの試合に向かってきた。そのため、序盤から激しい守備を強いられた関塚ジャパン。関塚監督も「だいぶモロッコが勝ちにきてラインが上がっていた」と話すように、後手に回ってしまった。

 この状況下で、MF扇原は「我慢強く戦った」と2戦連続無失点を評価。「相手は縦に(攻撃が)早くて、個人の突破を許してしまった」と課題を挙げたが「(試合を)やっていて楽しい。勝てる気しかしないというか。いい雰囲気で、いい仕上がりです」と緊張感を楽しんでいた。

 DF吉田は、後半ロスタイムの危機的場面でも体を張ってゴールを死守。「Jリーグで出てる選手が多い中、国際大会でこれだけやれている。(日本)国内のレベルは低くないということを僕らが示していきたい」とOA枠の主将は気丈に語り、チーム力に自信を見せた。

 初戦で格上スペインを倒し、勢いそのままに連勝で決勝トーナメント進出を決めた関塚ジャパンは、着実にレベルを上げてメダルに向かって走り出している。

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2012年7月30日のニュース