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藤原“川内仕上げ” 五輪前最後の実戦・札幌ハーフ出場

[ 2012年7月1日 06:00 ]

札幌国際ハーフへ気合を高めるロンドン五輪男子マラソン代表の藤原(右)と山本

 夢舞台へ“川内仕上げ”だ。1日の札幌国際ハーフマラソン(円山競技場発着)に出場するロンドン五輪男子マラソン代表の藤原新(30=ミキハウス)が30日、札幌市内で会見。五輪前最後の実戦に向け、「ハイペースで突っ込んで、後半どれだけ粘れるか。ロンドンへの足がかりになるレースにしたい」と気合を入れた。

 藤原は23日にホクレンディスタンスで1万メートルを2本走り、27日にも同大会の5000メートルに出場。中3日の間隔でハーフに挑む。レースで負荷をかけるのは、公務員ランナー・川内優輝(25=埼玉県庁)の調整法で“川内メソッド”と呼ばれている。藤原は2月の東京マラソン前にも取り入れていたが、五輪へ向けた調整でも活用。「超川内メソッドです」と不敵に笑った。

 今大会には同じ男子マラソン代表の山本亮(28=佐川急便)も出場。実業団時代のニューイヤー駅伝、今年の丸亀ハーフなど、山本と一緒に走った試合で、藤原は好結果を残している。「山本君がいるとボクはいつも絶好調なんで。一緒に走るのは心強い」。本番前ラストレースで手応えをつかんで弾みをつける。

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2012年7月1日のニュース