ギックリ腰の伊調　あせりなし「あと１週間、様子見る」　

地元での壮行会に出席した伊調（右）と小原

　レスリング女子６３キロ級の伊調馨（２８＝ＡＬＳＯＫ）と同４８キロ級の小原日登美（３１＝自衛隊）が３０日、地元の青森県八戸市内でロンドン五輪の壮行会に出席した。

　男子の菅平合宿に参加していた２２日にぎっくり腰を発症し、２３日からの新潟・十日町合宿を欠席した伊調は「だいぶよくなってきた。あと１週間、様子を見る。無理せずにしっかり治したい。焦りは特にありません」と明るい表情で話した。

　ぎっくり腰発症後、都内の病院に４日間、入院したという。現在はＪＩＳＳで治療に専念しており、本格的な練習はできていない。「軽く動く分には問題ない」と言うが「何やっても痛くないところまで治さないと」と話す。開幕まで１カ月を切った五輪で３連覇を狙う女王は、ピンチにも動じる様子はなかった。