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女子バレー チーム力底上げへ、ベテランセンター陣に収穫

[ 2012年6月9日 06:00 ]

 バレーボール女子のワールドグランプリは8日、韓国・釜山などで開幕し、控え中心で臨んだ日本は1次リーグ初戦で同じロンドン五輪出場国のトルコに0―3で敗れた。エース木村(東レ)らを外した日本は19―25、21―25、21―25で押し切られた。ケガで5月の五輪世界最終予選兼アジア予選を欠場したセンター選手で、井上(デンソー)が先発し、大友(JT)は途中出場した。

 控え中心の布陣がミスを繰り返した中、収穫はケガで戦列を離れていたベテランのセンター陣の復帰だった。代表でプレーするのは10年の世界選手権以来となった井上は先発して落ち着いたプレーで支えた。右膝のケガからカムバックして約9カ月ぶりの代表戦だった大友は第3セットのみの出場ながら4点を挙げ「レギュラーに戻れるように頑張りたい」と言葉に力を込めた。真鍋監督は「2人とも実績のある選手。コートに立ったことはプラスになる」と喜んだ。2人の復帰でセンターの定位置争いは厳しさを増していく。

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2012年6月9日のニュース