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ボルト 向かい風も今季世界最速の9秒76マーク

[ 2012年6月2日 06:00 ]

男子100メートルで優勝して喜ぶボルト

 陸上短距離界のスーパースター、ウサイン・ボルト(25=ジャマイカ)が5月31日、イタリア・ローマで行われたダイヤモンド・リーグ第3戦ゴールデン・ガラで激走。向かい風0・1メートルながら今季世界最速の9秒76をマークして優勝した。

 今季2戦目となった5月25日のレース(チェコ)では10秒04と精彩を欠いたが「自分に対して疑問を抱いたことはない。前回と違って今回は睡眠も十分取ったし、スタートしてからの加速もうまくいった」と、中5日となったレースですぐに修正。2メートル75~99と言われる後半のストライドをやや狭くするなど、向かい風に対応してレースを組み立てた。

 今季初戦(ジャマイカ国際=5月5日)の9秒82を上回る好タイム。自身が保持する世界記録(9秒58)には届かないが、5月に入って「9秒7台は出る状態」と言っていただけに、ロンドン五輪に向けてまずまずの結果を残した。なお同種目では元世界記録保持者のアサファ・パウエル(29=ジャマイカ)が9秒91で2位。女子100メートルはミュリエル・アフーリ(24=コートジボワール)が11秒00で制した。

 【男子】 ▽100メートル (1)ボルト(ジャマイカ)9秒76(2)パウエル(ジャマイカ)9秒91(3)ルメートル(フランス)10秒04(4)コリンズ(セントクリストファー・ネビス)10秒04(5)クラーク(ジャマイカ)10秒16(6)ローチ(ジャマイカ)10秒23(7)ハービー(ジャマイカ)10秒24(8)ウォー(ジャマイカ)10秒30(9)マガクウェ(南アフリカ)10秒33

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2012年6月2日のニュース