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伊藤華英 スピード社水着は「全然違う。速い」

[ 2008年5月18日 06:00 ]

スピード社製の水着を着て100メートル自由形に出場した伊藤は肩ひもをずらしてロッカールームへ引き上げる

 水泳の日大―中大対抗大会が17日、東京・辰巳国際水泳場で行われ、世界新を連発しているとされる英スピード社の水着「レーザー・レーサー」をテストした競泳北京五輪日本代表の3人が好タイムをマークした。

 女子百メートル背泳ぎで伊藤華英(23)は日本記録の59秒83に次ぐ自身2番目の1分0秒59をマーク。泳ぎ込んでいる時期の好タイムに「全然違う。速いんだな、と感じた」と驚いた様子だった。締めつけがきついため、着るまでに人手を借りて30分かかったが「体幹がしまってブレない。スタートのバサロでは進んでいる感じがした。新感覚です」と手応えを口にした。
 また、男子背泳ぎの森田智己(23)は専門外の百メートルバタフライで日本選手権6位に相当する52秒94。「どこがいいとかはよく分からないけれど、すべてが違うんじゃないですか」と話し、男子百メートル自由形で49秒96とまずまずのタイムだった佐藤久佳(21)も「自分の感覚ではもっと遅いと思っていた。水着の効果かな」と“効果”を実感したようだった。アシックス、デサント、ミズノと契約する日本水連はスピード社の水着着用を許可するか6月10日に決める。

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2008年5月18日のニュース