復活強調!胸も強調!渋井「おっぱい差」2位
陸上・兵庫リレーカーニバルは27日、神戸ユニバー記念競技場で行われ、女子一万メートルの日本記録保持者・渋井陽子(29=三井住友海上)が1位と同タイムの31分19秒73で2位に入り、五輪参加標準記録A(31分45秒00)を突破。マラソンの代表獲りには失敗したが、好タイムで復活を印象づけ、トラックでの代表入りに視界が開けた。また、北京五輪の陸上の派遣枠は、出場枠未獲得の女子リレーを除いて36人になった。
久々のそう快な汗だった。渋井は最後の直線で競り合ったフィレスとほぼ同時にゴール。自身の日本記録30分48秒89に次ぐ自己2番目の好タイムでA標準を突破した。写真判定で同タイムの2位になり「おっぱい?おっぱい?(の差)」と敗因を話したのはご愛きょう。「久しぶりにワクワクしていた。どれくらい走れるか楽しみだった」と笑みを浮かべた。
昨年11月の東京国際女子で7位と惨敗し、マラソンでの北京切符獲得に失敗。目標が定まらない状態だったが、激走で視界が開けてきた。前日の26日に祖父・金蔵さんが亡くなったが「(家族から)“標準記録を切ったら帰ってこい”と言われていた」という。
レース後、実家のある栃木へ直行した渋井の今後の目標は、代表選考会を兼ねる6月の日本選手権での五輪代表入りとなる。一万メートルは福士が6連覇中だが「やめるまでに1回は五輪に出たい。連覇を止めたい」と気合を入れた。
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