中山１２Ｒ　ラシーム「今回は後ろからタメる」　新味に期待

　今週は土日合わせて１０鞍に騎乗します。

　デルマタスケ(日曜３Ｒ)は気性的に難しいところがあるので、その辺がどうかですね。

　ディクタム(日曜６Ｒ)はやはり勝ちにいくと最後甘くなるので、自分の競馬をした方がいいかもしれませんね。あとは流れひとつだと思います。

　カネータ(日曜９Ｒ)は内枠が当たってほしいですね。タメてタメて切れ味を生かせれば、このクラスもやれると思います。

　ケイアイチョウサン(日曜１０Ｒ)は距離はもっとあっても良さそうですが、終いは脚を使いますからね。流れ次第ですね。

　ラシーム(日曜１２Ｒ)は今回後ろからタメる競馬をする予定。今までと違う競馬で新味を期待したいですね。

　今週も応援をよろしくお願いします。

　【山崎の見解】
　●土曜日（９月１７日・中山）
　１Ｒ　イマヒトタビノ　☆
　初戦は見せ場なく１８着に大敗。叩いた上積みとダート１２００メートルでどこまで変わるかだが…。距離短縮は好材料のブルーヘヴン、初戦で上々の粘りを見せたイパネマビーチ、ダート替り魅力のカレンが上位候補か。

　４Ｒ　ヤマニンパスティユ　☆
　ここまで２戦しているが、ともに２桁着順。現状では力不足の印象で…。成績が安定してきたサノココ、前走は控える競馬でも崩れなかったエタニティーワルツ、減量騎手でもうひと押しを狙うクラウンホイールが上位候補か。

　７Ｒ　エドノジョンソン　☆
　色々な条件を試しているが、５００万での成績が一息。現状では力不足の印象で…。血統からダート替り魅力のヒプノティスト、復調気配のノワールギャルソン、現級勝ちの実績があるラインフェルスが上位候補か。

　１１Ｒ　トウシンイーグル　☆
　毎回、終いは差を詰めるが、ワンパンチ足りない印象。ハイペースで先行激化となれば出番はあってもいいが…。３歳世代ではトップレベルのケイティブレイブ、オープン特別なら実績上位のロワジャルダン、ダート適性高いビービーバーレルが上位候補か。

　●日曜日（９月１８日・中山）
　３Ｒ　デルマタスケ　☆
　近走の末脚は堅実だが、節の関係で芝への出走が叶わずダート戦へ。ダートでの成績は乏しく上位争いまでは…。安定感があるクールマジョリック、初ダートだが今の未勝利なら力量上位のジュントップヒトミ、ブリンカー効果が期待できるトウカイビヨンドが上位候補か。

　５Ｒ　トミケンアディム　☆☆☆
　芝向きの素軽いフットワークで、入念に乗り込まれて追い切りでは水準以上の時計もマーク。初戦から上位食い込みは十分可能。好馬体で一追い毎に動きが良くなっているアプト、先週の坂路で好時計を出し素質十分のヒストリア、いいスピードがあるヒストリアが強敵か。

　６Ｒ　ディクタム　☆☆☆
　２０００メートルは少し長いが、近走の終いの脚は堅実。メンバーは揃ったが、ロスなく立ち回れば上位食い込みも可能か。素質馬で仕上がりも良いエターナルブーケ、終い堅実なジェネスローズ、渋太さがあるクードヴァンが強敵か。　

　９Ｒ　カネータ　☆☆☆☆
　差す競馬を覚えて２連勝中。休み明けになるが、坂路で好時計をマークするなど仕上がりは良く、中山ダート１２００メートルも好相性。昇級初戦でも上位争いは十分可能。自己条件に戻れば力量上位のヨシオ、スピード上位のヨンカー、前走は脚を余して不完全燃焼だったテーオーソルジャーが強敵か。

　１０Ｒ　ケイアイチョウサン　☆☆
　過去に重賞勝ちやオープン３着の実績があり１６００万では上位の存在。４～５走前に丸山騎手が騎乗してともに０・２秒差と癖を掴んでおり、流れひとつで上位食い込みは十分可能。充実著しいカルヴァリオ、中山は合うマローブルー、好仕上がりのカレンリスペットが上位候補か。

　１２Ｒ　ラシーム　☆☆
　近走の成績は一息だが、距離が長かった印象。勝ち鞍がある１２００メートルは好材料で、変わる可能性も。タメが利けば終いは伸びるトルセドール、中間好時計をマークし仕上がり良好のスマートアリシアとサクラベルカントが上位候補か。

　▽丸山元気　１９９０年群馬県伊勢崎市生まれ。日本中央競馬会（ＪＲＡ）の騎手。美浦トレーニングセンターの根本康広厩舎所属。競馬学校２５期生。２００９年３月１日、中山３Ｒでデビュー。同年７月１１日、札幌２Ｒでオンザスローンに騎乗し初勝利を挙げた。２０１１年５月８日、新潟１１Ｒでセイクリッドバレーに騎乗し重賞初勝利。同年１０月１３日、シェアースマイルでエーデルワイス賞に騎乗し地方交流重賞初制覇。

　▽山崎啓介　１９８２年生まれの北海道出身。２００７年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社した新米トラックマン。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。