今週の丸山元気!

ナスノセイカン「この馬のために新潟へ」 当地の相性いい

[ 2016年7月29日 05:30 ]

 今週は土曜は新潟、日曜は札幌で、合わせて12鞍に騎乗します。

 ナスノセイカン(土曜11R)は中間に乗っていないのでなんとも言えませんが、新潟は合っていますし、決め手は昇級でも通用すると思っています。この馬のために新潟に行きますし、好勝負を期待したいですね。

 デルマブンザエモン(日曜2R)はしっかり乗り込んで馬は悪くないですよ。あとはレース勘がどうかですね。

 フィアマロッサ(日曜6R)はまだ子供っぽい所がありますが、動きは良いですし、素質は秘めています。稽古通りなら、初戦から十分やれると思っています。
今週も応援をよろしくお願いします。

 【山崎の見解】
 ●土曜日(7月30日・新潟)
 4R ゴールドエフォート ☆☆
 掲示板が5回あるように相手なりのタイプ。前走33秒5の上がりを使っているように瞬発力があり、流れひとつで上位食い込みも。終い堅実なアポロオスカー、直線の長いコースは合うコスモレティクルム、調教の動きが良くなっているフィールザオーロラが上位候補か。
 
 5R ヴァニラエッセンス ☆
 小柄で太め感のない仕上がりだが、追い切り時計が平凡。使いつつ良くなってからか。併せ馬で先着するなど素質を秘めているコウソクストレート、良血馬で一追い毎に動きも良くなっているプライマルフェア、栗東坂路で水準以上の時計をマークしているポッドガビが上位候補か。

 7R ケルベロス ☆☆☆☆
 5戦して2着2回3着1回と、今の未勝利なら力は上位。休み明けになるが、古馬1000万に先着するなど仕上がりも良く、このメンバーなら上位争い可能。堅実なエレクトロポップ、決め手上位のプラトリーナ、開幕週の馬場は好材料のオールドラゴンが強敵か。

 8R デザイアドライブ ☆
 競馬内容は良くなってきているが、中央500万で通用するにはもう少し時間が必要な印象。メドの立つ競馬ができれば上出来か。未勝利勝ちの時計が優秀なチュラカーギー、堅実なノボホウセイ、立ち回りが上手なリンガスウーノが上位候補か。

 9R キーウエスト ☆☆
 行きたがる面があり直線競馬は合いそうなタイプ。中間に坂路で50秒台が出るなど仕上がりも良く、変わる可能性も。直線競馬は2戦2連対のコウユーココロザシ、500万に降級すればスピード上位のアースエンジェル、タメればいい脚を使うミキノドラマーが上位候補か。

 10R レインボーフラッグ ☆☆☆
 後方で脚を溜める競馬が板につき、近2走の上がりの時計は優秀。新潟外回りは合いそうなタイプで、昇級でも上位争いは可能。堅実なレインボーラヴラヴ、直線の長いコースは合うチャンピオンルパン、現級勝ちがあるプレミオテーラーが強敵か。

 11R ナスノセイカン ☆☆☆☆
 ここにきて地力強化が顕著で、3連勝と勢い十分。直線の長いコースは合っており、昇級でもハンデ戦なら上位争い可能。重賞でも差のない競馬をしているマローブルー、終い堅実なディスキーダンス、いい決め手を持っているカレンリスベットが強敵か。

 ●日曜日(7月31日・札幌)
 2R デルマブンザエモン ☆☆☆
 新馬戦では好位でうまく立ち回り3着。骨折明けで半年振りの実戦になるが、入念に乗り込まれており仕上がりは良好。久々でも今回のメンバーなら上位争い可能か。1000メートルで安定してきたアンペラール、減量騎手でもう一押しを狙うノートルスウェ、堅実なフレッシュギャルが強敵か。

 4R アカンパニスト ☆
 中央ではメドが立っていない現状。芝に戻して少しでも前進があればいいが…。好仕上がりのブランカ、終い堅実なドルチャーリオ、差す競馬が板についてきたジャマイカムーンが上位候補か。

 6R フィアマロッサ ☆☆☆☆
 3頭併せで行われた最終追い切りでは、持ったまま余力十分で先着。近親にヴァーミリアンなどがいる血統でダート中距離は合い、初戦から上位争い可能。好馬体で動きも力強いバニーテール、一追い毎に動きが良くなっているビーチマリカ、好素材のボクハチャーリーが強敵か。

 7R エリモジパング ☆
 中央500万では成績一息でメドが立っていない。連闘でどこまで変わるかだが…。終い堅実はフォルシャ―とブレイクザポケット、現級勝ちがあるサーサルヴァトーレが上位候補か。

 9R カゼノドリーム ☆
 大敗続きで中央500万ではメドが立っていない。芝に変えて少しでも前進があればいいが…。好仕上がりのラハトケレブ、立ち回りが器用なケンホファヴァルト、1000万でも勝ち負けの競馬をしているエニグマバリエートが上位候補か。

 ▽丸山元気 1990年群馬県伊勢崎市生まれ。日本中央競馬会(JRA)の騎手。美浦トレーニングセンターの根本康広厩舎所属。競馬学校25期生。2009年3月1日、中山3Rでデビュー。同年7月11日、札幌2Rでオンザスローンに騎乗し初勝利を挙げた。2011年5月8日、新潟11Rでセイクリッドバレーに騎乗し重賞初勝利。同年10月13日、シェアースマイルでエーデルワイス賞に騎乗し地方交流重賞初制覇。

 ▽山崎啓介 1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社した新米トラックマン。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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